日本時間25日、第91回アカデミー賞授賞式がアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、長編アニメ映画賞は『スパイダーマン:スパイダーバース』が受賞した。ノミネートされていた細田守監督『未来のミライ』は、惜しくも受賞を逃した。


映画の祭典「第91回アカデミー賞」<フォト集>

 2009年の『サマーウォーズ』や、2012年の『おおかみこどもの雨と雪』などで世界的評価を受けている細田監督の作品が、同賞にノミネートされたのは今回が初となる。またアカデミー賞に長編アニメ映画賞部門が開設されて以来、スタジオジブリ以外の日本アニメが同賞にノミネートされたのも初めてだった。

 受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』は、ニューヨークを舞台に新たなCGアニメ映像で描かれる、往年の人気シリーズ“スパイダーマン”の新作。主人公は名門私立校に通う中学生マイルス・モラレス。自分自身の力をまだうまくコントロールできないマイルスが、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーを師とし、さまざまな壁にぶつかりながら一人前のスパイダーマンとして成長していく姿を描く。

<第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞:候補一覧(★が受賞作)>
■長編アニメ映画賞
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
シュガー・ラッシュ:オンライン』
★『スパイダーマン:スパイダーバース』
編集部おすすめ