【写真】ビートたけし&笑福亭鶴瓶、東京裁判の逸話を再現『二つの祖国』場面写真
本作は、発行部数250万部を突破した山崎豊子の小説『二つの祖国』を民放で初めて映像化。20世紀前半、第二次世界大戦前・中・後の米国と日本を舞台に、日系二世でロサンゼルス・リトルトーキョーの新聞記者・天羽賢治(小栗)と、同じく日系二世で賢治の学生時代からの友人にしてライバルでもあり、米国社会での成功を目指す野心家・チャーリー田宮(ムロツヨシ)が、歴史に翻弄されながらも激動の時代を生き抜く姿を描く。
ビートたけしが演じるのは、陸軍軍人であり、戦後A級戦犯として起訴され、絞首刑に処せられた元総理大臣・東條英機。たけしが東條を演じるのは2度目となる。一方、笑福亭鶴瓶は、東京裁判で唯一民間人としてA級戦犯として起訴されたものの、のちに釈放される思想家・大川周明を演じる。
2人はドラマ後半の山場となる東京裁判の場面に登場。ドラマの同じシーンでの共演は初めてとなる。法廷で大川が後ろの席から東條の頭を叩いたという東京裁判で実際にあったエピソードも忠実に再現される。
東條役のたけしは「東京裁判は何度も見てるシーンだから、ちょっとね、やりやすいんだかなんだか…あまりに現物を見てるから、『本当に似てるかな』とそっちのほうを考えちゃいました。あと『なに言ってるわかんない』と東條が怒るシーンも、きっと一般の人も印象に残ってるから、自分が似てないと言われるのはやだなと。似てるのも変だけど(笑)」と語る。鶴瓶との共演については「頭叩くのが鶴瓶って聞いて笑っちゃったんだよ! コントじゃないかと(笑)。
大川を演じた鶴瓶は「たけしさんが完全に東條英機だから、こっちも完全に乗り移ってやろうかなと思ってやりました」と話す。東條役のたけしの頭を叩くシーンについては「大川周明やから叩けるんですよ! たけしさんは叩かれへん! でもお兄さん(たけしさん)喜んでましたよ、コントみたいって。一発パーン叩いて、えらい音がなったんですよ(笑)」と鳴りごたえに満足した様子だ。
同シーンで共演したリリー・フランキーは、「2人のヅラを見た瞬間に体が元気になりました(笑)。実際にあった話なんですけど、あの2人でやると実話を越えちゃいますよね」とコメントを寄せている。
テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャル『二つの祖国』は、テレビ東京系にて3月23日21時、24日21時の二夜連続放送。
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