1989年1月8日にスタートし30年間続いた平成。平成元年に生まれた人は今年で働き盛りの30歳を迎える。
芸能界にも今年30歳になる俳優やアーティストが続々。脂ののった年齢で新たな時代「令和」を迎える“元年世代”の顔ぶれを紹介しよう。

【写真】今年30歳を迎える「平成元年」生まれのスターたち

 今年の3月で30歳になったのが佐藤健千葉雄大だ。昨年NHK連続テレビ小説『半分、青い。』や『義母と娘のブルース』で大活躍を見せた佐藤は、秋には鈴木亮平松岡茉優と共演する主演映画『ひとよ』の公開が控えている。代表作『るろうに剣心』の続編が2020年夏に公開されることも発表され、30代になった佐藤がどのような剣心を演じるかにも注目が集まる。

 千葉は昨年は5本の映画が公開され、連続ドラマにも3作品出演と躍進を見せた。11月には時代劇『決算!忠臣蔵』の公開も待機中、2020年には『スマホを落としただけなのに2(仮題)』に主演と今後も活躍が続きそうだ。

 2018年10月期放送のドラマ『今日から俺は!!』でハイテンションな演技と豪快なアクションを披露した賀来賢人は今年の7月で30歳に。俳優としての評価をあげている賀来は5月放送の『ドラマスペシャル 死命~刑事のタイムリミット~』(テレビ朝日系)に出演。『今日から俺は!!』では親子を演じ視聴者の笑いを誘った吉田鋼太郎と共演する。
7月には『アフロ田中』(WOWOW)への主演とこれからも硬軟さまざまな演技を見せてくれそうだ。

 現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』で広瀬すず演じるヒロインの兄・咲太郎役で出演する岡田将生も8月で30歳に。彼は5月から6月にかけて主演舞台『ハムレット』の上演が待機中。

 6月で30歳になる溝端淳平は、6月スタートの連続ドラマ『仮面同窓会』(カンテレ・フジテレビ系)で久々の現代劇の主演に登板。さらに9月スタートのNHK連続テレビ小説『スカーレット』への出演も決まっている。ほかに、個性派俳優として、数々の作品で存在感を発揮する柄本時生も平成元年生まれだ。 一方、女優陣に目を向けると、今年10月に30歳を迎えるのが女優の仲里依紗。正統派のヒロインから個性的な役まで演じ分ける彼女は今や映画、テレビドラマには欠かせない存在。今年は『フルーツ宅配便』に始まり現在放送中の『東京独身男子』(テレビ朝日系)といった話題作に立て続けに出演している。

 平成元年1月に誕生したのは、2009年のNHK連続テレビ小説『つばさ』のヒロインに抜てきされた女優の多部未華子。30歳になった彼女はNetflixの『リラックマとカオルさん』でカオルさんの声を担当。令和幕開けの5月1日と2日には松尾スズキ書き下ろしの主演舞台が控えており、9月には伊坂幸太郎の小説を原作にした恋愛映画『アイネクライネナハトムジーク』の公開も待機中だ。


 また、2018年に俳優の三浦翔平と結婚した女優の桐谷美玲も今年の12月で30歳に。女優業以外にもコメンテーターやモデルもこなしてきた彼女の今後の活躍も注目だ。

 このほかにも映画『町田くんの世界』が6月に公開されるEXILEメンバーの岩田剛典や3月に結婚を発表したばかりの歌手の西野カナ、ソロ歌手として活躍中の道重さゆみも今年で30歳。さらにはPerfumeの“あ~ちゃん”こと西脇綾香や歌手の岡崎体育、YouTuberのHIKAKINといった顔ぶれも。新しい時代を迎える彼らが、令和に入りどんな活躍を見せてくれるのか目が離せない。(文:スズキヒロシ)
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