【写真】大政絢、ノースリーブのドレスで美しい背中も見せた(7枚)
本作は各国でリメイクされ、人気を博したイギリスのヒットドラマ『Mistresses』を原作に、偶然の出会いで親友となった4人の女性たちが“幸せな愛”を追い求める姿を描く。不倫関係にあった恋人の死が心の重荷になっている香織(長谷川京子)、海外で夫が行方不明となり、シングルマザーとして子どもを育てる友美(水野美紀)、子どもを欲しがる夫と心がすれ違ってゆくキャリアウーマン・冴子(玄理)と、それぞれに事情を抱えた女性たち。大政が演じる樹里は、篠田麻里子演じる、結婚を控えたレズビアン女性・玲と知り合い、人生初の純粋な愛に目覚めてしまう…という役柄だ。
大政は役づくりのため、肩まであったロングヘアをバッサリと20cm以上カット。ショートボブの新しい姿を見せた。
「こんなに短く切ったのは中学生ぶりです。キャラ的にもサバサバして見えるし、切ったほうがいいんじゃないかと思っていて、衣装合わせのときに相談しました。樹里の衣装って、ちょっと奇抜な物が多いんです(笑)。それにはショートの方が合っているような気がして。今までにない感覚なので楽しいし、こういう挑戦ができたのも今回のドラマがあったからこそですね」とほほ笑む。
樹里はジムトレーナーとして働いてはいるものの、実はお金持ちのお嬢様で何不自由ない生活を送っている。
「お話を頂いたときは、今まで演じたことがないような役柄だったので『自分の中の殻が破れそうだな』というのを感じました。職業がジムトレーナーだったり、下着のシーンもあったりで、露出がわりと多くて。そこは最初不安もあったんですけど(笑)。だからクランクイン前からボディメイクも頑張りました」。
そう、樹里の登場場面には大胆なシーンが盛りだくさん。今回は濃厚なラブシーンもあり、しかも相手は“女性”だ。
「こういうラブシーンの相手が女性で良かったな、ってすごく感じてるんですよ。女性だからこそ『こっちの方がキレイに見えるね』『女性ってこう考えるよね』というのが共有できるというか。そういうセッションができるのは、ありがたいなと思います」。 挑戦も多いが、それでもこの役に惹(ひ)かれたのは“樹里”という役が魅力的だから、という。
「普通の人が樹里みたいな行動をしたとすると、多分嫌われます(笑)。
ちなみに大政自身に樹里のような肉食系の素質は…と尋ねると、「自分自身にはないので、逆に演じていて面白いです」とのこと。
「やはりこういう仕事をしているからなのか、恋愛や人付き合いに関しては、つい守りに入っちゃうタイプなんですよね。すぐ仲良くなったりとか、なかなかできないので、樹里がうらやましいです。男性側からしたら、樹里みたいな女子ってすごく楽なんじゃないですか? 私の場合、何かあるとガードを張っちゃいがちなので」。
撮影に入ると、どうしても仕事第一になる。かといってプライベートが疎かになるから寂しく感じるわけでもない。今はとてもいい感じで集中できているかも、と笑う彼女。
ドラマ10『ミストレス~女たちの秘密~』はNHK総合にて毎週金曜22時より放送。