【写真】映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』製作会見フォトギャラリー
1997年公開の第49作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来となる本作では、寅さんこと車寅次郎(渥美)の甥・満男(吉岡秀隆)と、満男がかつて思いを寄せたイズミ(後藤久美子)のその後の物語が描かれる。
物語は満男の妻の七回忌の法要から始まる。柴又の帝釈天の参道に昔あった「くるまや」の店舗は新しくカフェに生まれ変わり、その裏手には、昔のままの住居が残っている。満男は長いサラリーマン生活の合間に書いた小説が認められ小説家になっていた。ある日、満男は、自身のサイン会場で、一度は結婚の約束までした初恋の女性、イズミと再会。ヨーロッパで生活している彼女は仕事で来日し、偶然サイン会に参加したのだった。満男はイズミを小さなJAZZ喫茶に連れて行き、20年以上前に奄美大島で会った寅の恋人・リリーと会わせ、みんなで寅さんのことを思い返す。その夜イズミは「くるまや」を訪れることになるのだが…。
松野と田中は近年、山田洋次監督の映画や舞台に出演している山田組の常連。松野はアニメ『金田一少年の事件簿』の金田一一役や、『スポンジボブ』のスポンジボブ役などの声優としても知られ、田中は俳優だけでなく、舞台の演出家として多方面で活躍している。
また、ドラマ『3年A組』(日本テレビ系)で存在感のある演技を見せた富田や、アイドルグループ・さくら学院を卒業し女優として活動をスタートさせた倉島、子役出身の中澤はオーディションを経ての出演となった。
別々の人生を生きてきた満男とイズミの2人を軸に、さくら(倍賞千恵子)や博(前田吟)など、くるまやを囲む人々が登場する本作で、シリーズ初参加組がどのように登場し、お馴染みのキャストたちと絡んでいくのか注目だ。
映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』は12月27日より全国公開。