俳優の吉沢亮が20日、都内で開催されたアニメ映画『空の青さを知る人よ』の公開記念舞台挨拶に登壇した。主人公の声優を務める吉沢は、本作に登場する秩父の“ミューズパーク”に触れ、「あそこは僕が仮面ライダー(『仮面ライダーフォーゼ』)として初めて変身した場所なんですよ。
めちゃくちゃ運命的だなと感じました」と意外なエピソードを明かし、観客を驚かせた。

【写真】吉岡里帆、白のワンピース姿が美しい

 本作は、『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』と合わせ、長井龍雪監督が手掛けたオリジナル長編アニメ3部作。

 脚本家の岡田麿里とキャラクターデザイン・総作画監督の田中将賀によるクリエイターチーム「超平和バスターズ」が再集結し、不思議な四角関係のラブストーリーを描く。舞台挨拶には、吉沢のほか、吉岡里帆、若山詩音、永井龍雪監督も登壇した。

 上映後の舞台挨拶はこの日が初めてということで吉沢は「ドキドキしていたんですけど、みなさんの表情を見てホッとしてます」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 本作が若者だけでなく、幅広い層から支持されているということを聞いて喜んだキャストたち。それも踏まえて見どころを問われると、吉沢は「どの世代の方にもささる、必ずどこかで共感していただける部分がある作品だと思います。そして泣けるということですかね、一番は。最終的にはポジティブな気持ちで終われる、感情を揺さぶってくれる作品です」と語った。

 また、吉岡は「大人になって観る本作と学生が観る本作はちょっと見方が違って、年代によって作品が色を変えると思うんですけど、一貫して、観に来た人を全肯定してくる力がある。
“あなたはあなたで、そこにいるあなたが素晴らしいんだ”と。温かく包み込んで、背中をポンと押してくれる、優しい強さがある作品です」とアピールした。
編集部おすすめ