【写真】メガネが似合う「豊川悦司」フォトギャラリー
本作は、1963年からアメリカでテレビシリーズとして放送され、1993年にはハリソン・フォード主演で映画化もされた大ヒット作『逃亡者』のリメイク版。映画版でハリソン扮する主人公を追う保安官を演じたトミー・リー・ジョーンズは、アカデミー賞助演男優賞を受賞した。
妻が惨殺された現場に居合わせたエリート外科医・加倉井一樹(渡辺)に殺人の容疑がかけられ、のちに死刑判決が下された。ところが護送車が事故に遭遇、その隙に加倉井は逃亡し、自らの手で真犯人を探し出す決意をする。
豊川が演じるのは、テロリスト対策のために新設された警視庁特別広域捜査班の班長・保坂正巳。容疑者を確保するためなら手段を選ばず、部下がおびえるほど執拗にターゲットを追い込んでいく叩き上げの刑事だ。妻殺しの容疑をかけられ自らの潔白を証明するため逃亡した加倉井をじりじりと追い詰めるが、やがて“なぜ加倉井は逃げ続けるのか”――その心の動きの意味を探りはじめる。
渡辺と3度目の共演となる豊川は、「改めて思ったのは、謙さんはとても真面目な方で、自分の役だけでなく全体を考えている、ということ」とコメント。続いて「“このシーンはこう解釈できるけど、君はどう思う?”と、監督や共演者とのディスカッションを多く重ねるんです。謙さんのおかげで僕自身も新たな発見があり、そういう“渡辺謙スタイル”に触れられてすごく刺激になりました」と撮影を振り返った。
一方の渡辺は、「自分を追い詰めてくる豊川さんのプレッシャーをずっと背中に感じながら演じていました。
ドラマ『逃亡者』はテレビ朝日系にて2020年2夜連続放送。また、豊川をはじめとする“追う刑事”たちにスポットを当てたスペシャルコンテンツが『AbemaTV』と『TELASA(テラサ)』にて配信される。