【フォト特集】新ドラマの話題作に20代~30代のイケメン俳優がずらり!
◆篠原涼子の“スーパーハケン”ぶりは令和の時代にどう変わるか?
平均視聴率20%超え、最高視聴率26%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大ヒットを記録した、篠原涼子主演の『ハケンの品格』(日本テレビ系(日本テレビ系/6月17日より毎週水曜22時))は超人的なスキルを持ったスーパーハケンの大前春子(篠原)が派遣先の企業でトラブルを次々と解決していくお仕事ドラマ。13年ぶりに復活する今回、主演の篠原に加え、大泉洋、小泉孝太郎、勝地涼、上地雄輔とおなじみのメンバーがそろって復活する点もファンにとっては興奮のポイントだ。
なんといっても、春子の「スーパーハケン」っぷりが格好いい。職場では愛想のかけらもない春子だが、仕事ぶりは完璧で、いざとなったら数々の資格を生かした驚きの手段で窮地から救ってくれる。その頼りがいのある姿から、シーズン1放送当時、篠原は「上司にしたい女性タレント」「新入社員の理想の女性上司」といった数々のランキングで上位に選ばれたほど。春子は“憧れの女性”として同性からも圧倒的な支持を得た。
また、春子と大泉洋演じる東海林武の丁々発止のやりとりも見もの。お互いに「くるくるパーマ」「とっくり」と言い合ってケンカする姿が楽しく、毎回話題となった。今回も13年の時を経て、あのやりとりが再現されるのか期待が高まる。また続編では、杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、中村海人(Travis Japan)ら新キャストも登場。時代は令和へと変わり働き方も大きく変化した今、大前春子が私たちにどんな「働き方」を提示してくれるのか、注目したい。
主人公・半沢直樹の決めゼリフである「倍返し」が2013年の流行語にも選ばれたほど社会的ブームを巻き起こした『半沢直樹』も2020年版(TBS系/毎週日曜21時※初回放送日未定)として復活する。最終回42.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)という視聴率をはじき出し、平成の30年間に放送されたドラマで堂々の1位に輝いた本作は、東京中央銀行の銀行マン・半沢直樹が、銀行内外の“敵”、そして組織と闘う姿を描いた作品。今期は、前作の最終回で数々の不正を明らかにしたにも関わらず、まさかの出向を命じられた半沢が、東京セントラル証券に赴任するところから物語が始まる。
半沢を演じる堺雅人を始め、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、香川照之、北大路欣也らメインキャストが続投。さらに、新シリーズでは賀来賢人、今田美桜といった旬な俳優たちが東京セントラル証券の社員役で登場する。また、半沢に立ちはだかる“敵”役として古田新太や市川猿之助、戸次重幸ら実力派が顔をそろえる。
敵は敵らしく憎むべき相手として描かれ、勧善懲悪のベタなストーリー展開で誰が見ても楽しめる本作。敵対する相手に正面切って立ち向かう半沢の姿は鬱々とした気分をスカッと晴らしてくれる爽快さがある。暗い気分の漂う今の日本だからこそ、半沢の姿はストレス発散にぴったりだ。
◆組織を離れた木村拓哉の新たな戦いの行方は…?
木村拓哉がボディーガード役を務める木曜ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系/6月18日より毎週木曜21時)の第2シリーズも登場する。同作は、『GOOD LUCK!!』や『エンジン』で木村と黄金タッグを組んだ井上由美子による脚本で展開する、民間ボディーガードの姿を描いたドラマ。『相棒』を始めとした良作を多数生み出しているテレ朝らしい、地に足をつけた丁寧な作りで、キムタク王道の職業ものを硬派に仕上げている。
斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗らチームメンバーが再集結するほか、市川実日子、仲村トオル、勝村政信、道枝駿佑ら新キャストも加入。今作では木村演じる島崎章が“組織から独立した私設ボディーガード”として新ステージでの闘いに挑む。
◆松岡&伊野尾、織田&中島、2シーズン目を迎えたバディの進化に注目
このほかにも、松岡昌宏が女装した家政夫・三田園薫に扮して、依頼人の家庭の事情を覗き見してはぶち壊していく人気シリーズの第4シーズン『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系/毎週金曜23時15分)には新人家政婦として飯豊まりえが加入。2シーズン目を迎えた松岡と伊野尾慧のタッグもさすがのコンビネーションを見せている。
織田裕二と中島裕翔が弁護士としてバディを組んで数々の依頼をクールに解決していく『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系/毎週月曜21時※放送再開日未定)は、こちらも2シーズン目を迎え、より熟した織田と中島のやりとりも必見だ。さらに今回は、最恐の敵として吉田鋼太郎が加入。初共演となる織田との演技合戦からも目が離せない。
社会の変化や新しい生活様式への対応に戸惑うことも多い毎日だが、図らずも、個性あふれる主人公にパワーをもらえるような作品が勢ぞろい。続編ドラマと聞くと、今から見るのは…とためらう人もいるかもしれないが、今期から視聴スタートしても十分に楽しめる作品ばかりなので、よりパワーアップした新作を楽しむ熱を盛り上げよう。(文:嶋田真己)