【写真】激動の主人公を演じる「土屋太鳳」フォトギャラリー
本作で土屋が演じるのは、次第に狂い出す運命に身を投じる主人公・小春。小春は、市役所に勤める平凡な女性だったが、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていたが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、優しく、裕福で、王子様のような彼に惹かれていく。彼の娘とも仲良くなり、プロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へと駆け上がる。まさにシンデレラとなった小春は、夫と娘と共に幸せな家庭を築いていこうと決意し、新婚生活を始めるのだが、ある日前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう…。
監督は、日本テレビ系列ドラマ『時をかける少女』(2016)、映画『3月のライオン』(2017)、『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018)などの脚本を務めた渡部亮平。自主製作映画『かしこい狗は、吠えずに笑う』では、2012年『ぴあフィルムフェスティバル(PFF)』をはじめ多くの映画賞を受賞するなど脚本家、監督としても高い評価を受けてきた。本作の企画は次世代のクリエイター発掘のためのコンペティションであるTSUTAYA CREATORS’ PROGRAMに出品され、2016年のグランプリを受賞。渡部監督自身の完全オリジナル脚本で映画化される。
土屋は小春役を演じることについて「初めてこの物語を読ませていただいた時、私が感じたのは嫌悪感と疑問でした。光栄だけれど、なぜ私にと思って下さるんだろう。
今回解禁された場面写真は、土屋演じる小春が、シンデレラさながらの美しいドレスを身にまとい前を見据える姿を捉えたもの。彼女が佇んでいるのは娘が通う小学校の教室のようだが、なぜドレス姿でこのような場所にいるのか疑問が沸く写真となっている。
果たして小春はどんな凶悪事件を起こしてしまうのか。天真爛漫で真面目なイメージの土屋が狂気の変貌を遂げるダークな女性を、また、自身初となる”連れ子の母親”という役どころをどのように演じるのか、期待が高まる。
映画『哀愁しんでれら』は2021年早春全国公開。
■土屋太鳳コメント全文
初めてこの物語を読ませていただいた時、私が感じたのは嫌悪感と疑問でした。光栄だけれど、なぜ私にと思って下さるんだろう。理由を知りたくて監督にお会いしましたが分からず、おこがましいながらお断りしました。