映画『クワイエット・プレイス』シリーズの美少年俳優ノア・ジュプが、ステージパパに翻弄される天才子役を演じる映画『Honey Boy(原題)』が、邦題を『ハニーボーイ』として8月7日より公開されることが決定。併せて、本予告と本ポスターが解禁された。


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 映画『トランスフォーマー』シリーズの俳優シャイア・ラブーフが、自身の体験をもとに脚本を執筆した本作。主人公は、ハリウッドで人気子役として活躍する12歳のオーティス(ノア)。オーティスが、マネージャーを務める愛情表現が不器用な父ジェームズに振り回されぶつかり合う日々の中、そんなオーティスを心配する保護観察官のトム、モーテルに住む隣人の少女、撮影現場の大人たちとの出会いを経て、成長していく姿が感動的に描かれる。

 ノアは、トラブルを抱える家族や周りの大人たちとの間でままならない日々をどうにか懸命に取り繕い、背伸びして頑張るオーティスを愛らしく健気に演じる。10年後のオーティスを演じるのは、映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズ。オーティスの父親ジェームズをシャイアが演じる。

 今回解禁された予告編は、22歳のオーティス(ルーカス)が、ある女性から父親の思い出を尋ねられ、「父親が俺にくれたのは、“痛み”だけだ」とつらそうに答える場面からスタート。次いで、映像は10年前にさかのぼり、人気子役だった12才の頃のオーティス(ノア)と、マネージャーとして彼に付き添う父ジェームズ(シャイア)が登場。無職で前科者の父ジェームズは、いつもイライラした様子で周囲に横暴な態度をとる。そんなトラブルメーカーの父親に振り回され、愛を感じられないでいたオーティスは孤独感とフラストレーションを募らせ、ついに「いい加減にして!」と感情が爆発。そして「ただ、普通の親子でいたかった。一度も叶わなかったけど…」と切なく語る。


 映像の後半では、「お前に分かるか? 息子に稼いでもらってる俺の気持ちが」と語るジェームズに、「稼がないと出てくだろ」とオーティスが答えるなど、親子が互いに心情を吐露する場面や、安らぎを与えてくれる隣人の少女シャイガールが「心を開けばきっと変われる」とオーティスの背中を押すシーンが展開。そして最後は、「大人になった今。ぼくは知った、そこに愛があったことを」のナレーションと共に、ジェームズに抱きしめられ笑顔を見せるオーティスが映し出されている。
 
 本ポスターは、西日の柔らかい光に照らされた12歳のオーティス(ノア)が振り向き、切なげな表情で前に目線を向けた姿を切り取ったもの。その横には「大人になった今。ぼくは知った、そこに愛があったことを」という予告編でも使われたコピーが添えられており、感動の物語を予感させる、ノスタルジックな雰囲気にあふれたデザインとなっている。

 映画『ハニーボーイ』は8月7日より全国順次公開。
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