俳優の窪塚洋介が19日、都内で実施されたオーディオ作品『アレク氏2120』の制作発表会に声優の山寺宏一と梶裕貴、堤幸彦監督とともに出席。トークセッションや台本一部の実演を展開し、プロの声優陣との仕事や堤監督に関して語った。
【写真】声の仕事に挑戦する窪塚洋介、梶裕貴&山寺宏一と台本読み
同作は、Amazonの音声コンテンツ配信サービス「Audible」(以下、オーディブル)で展開されるオーディオ・エンターテインメント・コンテンツ。大乗仏教大学に通う1年生・西門慧(梶)が、AIスピーカーに棲みついた2120年のAI刑事「アレク氏」(山寺)とともに、同じく2120年からやってきたAI犯罪者「ASKR」(窪塚)に立ち向かう様を描く。
窪塚は「監督が大阪に遊びにきてくれて、2人でお酒を飲んでいるときにオファーを頂いた」と回想。「ちょっと食い気味に即答しました。(出演を)秒で決めた。普段、映画のときは『台本を読ませて頂いて、お返事します』というのが、どんなに親しい監督でもそうしてきたのですが、聴く映画ということと、新しい挑戦なんだと筒井さんに話を聞いていて気分が盛り上がってしまい、食い気味に快諾させて頂きました」と明かした。
多忙の堤監督は、本イベントに間に合わず。急きょ届いたメッセージが、天の声でイベントに出席した高樹聡子役の声優・三石琴乃の声で読み上げられることに。
堤監督が窪塚にオファーした理由は「単なる悪友だから」。それを聞いて窪塚はドリフ風に足を滑らせる仕草を見せ、続けて「でも、20代から表現の天才だと思っている」という理由を聞いて、「嬉しいです」と笑みをこぼした。
窪塚は、声の仕事について「(自身は)声優は素人。以前、実写の吹き替えをARATA(現・井浦新)君と2人で1回だけやったことがあるけど、二度とやるまいと思っていた」と告白。
また、近い将来AI音声が自身の声の吹き替えなどを担うようになったら「『間違いない、大丈夫だ』となったら、ハワイでも行ってますね。コピーロボットに仕事してもらって、バカンスに行こうかな」とジョークを飛ばし、会場を和ませた。
堤監督はトークセッションに間に合わず、大遅刻。最後のフォトセッションのみの参加となった。
『アレク氏2120』は、11月19日よりAmazonオーディオブックAudibleで1~3話を配信スタート(全12話/4話以降は後日配信予定)。

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