2021年1月21日スタートのドラマ『にじいろカルテ』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)で、主人公“ぽんこつドクター”役を務める女優の高畑充希がクランクアップを迎えた。最後のシーンの撮影終了後、高畑は涙を流しながら「この作品で人生が変わった気がしました」と語った。



【写真】北村匠海&井浦新も『にじいろカルテ』それぞれのイメージカラーの花束を持つキャスト陣

 本作は、ある“秘密”を抱えて、山深い虹ノ村にぽつんとたたずむ診療所にやってきたぽんこつドクター・紅野真空(高畑)が、そこで出会ったツナギでグラサン姿のヘンテコ外科医・浅黄朔(井浦新)、前髪ぱっつんのキレキャラ看護師・蒼山太陽(北村匠海)とシェアハウスをしながら、個性豊かな村人たちと触れ合い、時に泣き、けんかしながらも、熱く命と向き合って成長する姿を描く。脚本は岡田惠和、監督は深川栄洋が務める。

 ドラマの舞台となる虹ノ村で最後のシーンを撮り終えた高畑は、「約4ヵ月、皆さんと撮影ができて、死ぬほど楽しかったです。今年はいろんなことがあった中、いっぱい考えることがあったりして…だからこのドラマの撮影をすごく楽しみにしていました」と振り返り、「この作品で人生が変わった気がしました。現場に毎日行くのも、お芝居するのも楽しかったですし、1人が欠けてもこのようなチームにならなかったと思います。そんなチームの中で主演をさせて頂けて、とても幸せでした。」と涙を流しながら周囲への感謝を語った。

 そんな中、突如「真空先生! ちょっと待ってください!」とこの日現場にはいないはずの北村の声が鳴り響き、その声を切っ掛けに一足先にクランクアップした井浦が登場。12月14日で29歳の誕生日を迎える高畑に、スタッフ、キャストを代表して「おめでとう!」と真っ赤な花束を手渡した。バースデーソングでクランクアップを祝われた高畑は、少し照れながらも笑顔を弾けさせた。

 また、共演キャストも続々とクランクアップを迎えており、それぞれ本作への熱い想いをコメント。北村は「今年は世の中的にも本当に大変な1年だったと思います。でも、僕自身が毎日この作品に救われていました。
現場で皆さんに会って笑い合ったり…。だから、ほんとうに、幸せな日々でした。高畑さん、井浦さんとは、おふたりとの芝居だからこそできたことがいっぱいありましたし、深川監督には開けたことのない引き出しを沢山こじ開けられました(笑)」などと涙目で充実した撮影を振り返った。

 井浦も「心がすり減るような2020年を迎えて、生きているのに止まったような感じになっていましたが、『にじいろカルテ』で心が躍動するような作品に出会えました。スタッフ、キャストの皆さんと毎日笑って、泣いて、怒ってという日々が、心をよみがえらせてくれたような現場でした。こうやって現場でみんなで感じたことは、お茶の間にそのまま雰囲気が届くだろうな…と思っています」と語っている。

 撮影現場では、キャストが誕生日を迎えるたびにそれぞれのイメージカラーの花束が贈られ、本日誕生日の高畑に贈られた「赤色」の花束をもって、“にじいろ”の花束がコンプリート。7人のキャストが7色の花束を持つ画像も公開された。

 ドラマ『にじいろカルテ』は、テレビ朝日系にて2021年1月21日より毎週木曜21時放送(初回拡大スペシャル)。<クランクアップコメント全文>

■高畑充希
約4カ月、皆さんと撮影ができて、死ぬほど楽しかったです。今年はいろんなことがあった中、いっぱい考えることがあったりして…だからこのドラマの撮影をすごく楽しみにしていました。楽しみにしていた以上に、現場に入ったらキャストスタッフの皆さんが本当に素敵で…。
大げさではなく、この作品で人生が変わった気がしました。現場に毎日行くのも、お芝居するのも楽しかったですし、1人が欠けてもこのようなチームにならなかったと思います。そんなチームの中で主演をさせて頂けて、とても幸せでした。コロナというご時世に負けず走り抜け、スタッフも全員ピリつくこともなく、毎日笑顔でこのドラマを愛しながら撮影ができたことが本当に最高に楽しかったです。すっとそばにいてくれた、朔先生(井浦新)と太陽くん(北村匠海)にもすごく感謝しています! 他のキャストのみなさんも、クランクアップで泣いてくださったりして、そんな姿を見て感無量でした。皆さんクランクアップのたびに『もう1回会いたい』とか、『パート2をやれたらいいのに』など言ってくださって、とても嬉しくて…実は放送はこれからなので、そんな風に先が広がるドラマになるように、たくさんの人にご覧いただけるよう、宣伝などできることをいろいろ頑張っていきますので、テレビの前でぜひ応援していてください!

■北村匠海
今年は世の中的にも本当に大変な1年だったと思います。でも、僕自身が毎日この作品に救われていました。現場で皆さんに会って笑い合ったり…。だから、ほんとうに、幸せな日々でした。高畑さん、井浦さんとは、おふたりとの芝居だからこそできたことがいっぱいありましたし、深川監督には開けたことのない引き出しを沢山こじ開けられました(笑)。キャストの皆さんがパート2をやりたいとか、スペシャルをやりたいとか話していて、この作品への愛がガシガシ伝わってきて…。だから撮影を終えた今は寂しいというよりは、またみんなに会いたいなという思いが強いので、またいつか会いましょう!

■井浦新
今日で最後なのが寂しいです…。
心がすり減るような2020年を迎えて、生きているのに止まったような感じになっていましたが、『にじいろカルテ』で心が躍動するような作品に出会えました。スタッフ、キャストの皆さんと毎日笑って、泣いて、怒ってという日々が、心をよみがえらせてくれたような現場でした。こうやって現場でみんなで感じたことは、お茶の間にそのまま雰囲気が届くだろうな…と思っています。素晴らしい出会いに感謝すると共に、思い出に残るようなドラマ作りができて幸せです。願わくば、またこのチームでお会いしたいと思います。ありがとうございました。…ぜんぜん泣いてないよ! 俺は匠海くんと違うから! 笑

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