乃木坂46の新内眞衣が14日、東京・紀伊國屋ホールで行われた舞台『熱海殺人事件 ラストレジェンド~旋律のダブルスタンバイ~』の舞台あいさつと公開ゲネプロに出席。初めてのヒロイン役に「緊張しています」と話しつつも、クールな表情からキュートな表情まで豊かに演じた。



【写真】乃木坂46・新内眞衣がキュート&クールな表情を見せた舞台『熱海殺人事件』

 本作は、劇作家・つかこうへいが1973年に文学座に書き下ろした自身の代表作。紀伊國屋ホールを拠点に何度も再演を重ね、今回は紀伊國屋ホール改装前の最後の演目として、ダブルキャストで上演。新内は同作のヒロイン・水野朋子婦人警官役を演じる。

 舞台あいさつには新内のほか、主演の味方良介、荒井敦史、新内とダブルキャストの愛原実花、共演の石田明(NON STYLE)、細貝圭、池岡亮介、松村龍之介、演出の岡村俊一も登壇した。

 主演の木村伝兵衛を演じるのは今回で4度目となる味方。「3度やってまたやるか、という、やれるのか、という気持ちですけど、それが紀伊國屋のいったん最後という形で、また木村伝兵衛としてこの板に立てるのは、役者として、人間として幸せです」と喜びをかみしめた。続けて「そういう特別なことに負けないよう、自分たちができること以上のことをやって全力で燃え尽きたいと思います」と言葉に力を込めた。

 つか作品初挑戦となる新内は「歴史ある戯曲で、歴史ある紀伊國屋ホールでやれることをすごく幸せに思っています」としみじみ。「自身としては初めてヒロイン役をやるので、緊張しています」と心境を明かしながらも「初めてのヒロインが水野朋子でよかったな、と思えるように、全力で突っ走っていこうと思います!」と意気込んだ。

 続いて行われた一部シーン公開で味方は、圧巻の長ぜりふを披露。新内はクールな表情からキュートな表情まで豊かに表現した。味方のせりふに合わせてリップを塗るなど、セクシーな表情があったかと思えば、テンション高く振る舞うシーンや音楽に合わせてダンスをするシーンも。
新内の演じる水野は、かわいらしさやおちゃめさも残しつつ、クールな大人の雰囲気も持ち合わせており、新内は初ヒロインを務める緊張を感じさせないくらいに堂々と演じていた。

 舞台『熱海殺人事件 ラストレジェンド~旋律のダブルスタンバイ~』は新宿・紀伊國屋ホールにて1月14日~31日上演。

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