女優の北川景子が昭和の大スター役で出演する山田洋次監督最新作『キネマの神様』より、北川が今回初参加となった山田組の印象を語るコメントが到着。併せて、メイキング映像も公開された。



【写真】美しい北川景子 『キネマの神様』完成披露舞台あいさつに登場

 松竹映画100周年記念として作家・原田マハによる同名小説を映画化した本作は、1960年代ごろの映画撮影所を舞台にした青春の日々から、50年後の現代まで時代を越えて“キネマの神様”を信じ続けたゴウの奇跡の物語。映画監督になる夢を追いかけ、挫折を経験しながらも映画をこよなく愛するゴウを沢田研二(現在)と菅田将暉(過去)、かつて若きゴウが思いを寄せた食堂の娘で、ゴウの妻となった淑子を宮本信子(現在)と永野芽郁(過去)が演じる。

 山田監督作品に出演するのは本作が初となる北川が演じるのは、1950~60年代頃の“映画の黄金時代”に活躍していた銀幕スター・桂園子。昭和の大女優としての華やかさと気品を兼ね備えながらも、ゴウや淑子を実の弟妹のように気にかけ、撮影所の誰からも慕われる人情深い一面も持つキャラクターだ。

 北川は、緊張の中スタートした山田組での撮影現場について、そのチーム力の高さに強い印象を受けたと明かす。「監督がこういう風に撮影しようとか、一言言っただけで現場の空気が変わって動きも変わっていくという、それが監督の持っていらっしゃる力だなと思いました。
また昔の映画の形式美だったり古き良き部分も大事にされながら、斬新に予定を変えたりもしていて印象的でしたね」と、『男はつらいよ』シリーズなど数々の名作を生み出してきた山田組の現場の様子を語った。

 メイキング映像は、北川が山田監督からの演出に笑顔で応える姿や真剣に耳を傾ける姿、演技する様子などを収めたものとなっている。

 映画『キネマの神様』は、8月6日より全国公開。