女優の米倉涼子が主演するドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)の第7話(11月25日放送)に、俳優の田中圭がゲスト出演することが発表された。第1シリーズ(2012年)で新米外科医・森本光を演じ、第5シリーズ(2017年)にもレギュラー参戦した田中は、4年ぶりの『ドクターX』に、“ちょっとイタくなった森本”として登場する。



【写真】『ドクターX』第1シリーズ(2012年)の田中圭&米倉涼子

 最新第7シリーズでは、100年に一度のパンデミックで新局面を迎えた日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」を舞台に、内科主導の組織改革を推し進める内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)が最強の敵として、フリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉)の前に立ちはだかる。

 第1シリーズでは失敗しない外科医・大門未知子(米倉)に憧れ、外科修行のため米国へ旅立つほどの熱意を見せた森本だが、未知子には腕も自信も到底及ばず、5年後の第5シリーズでもポンコツぶりをたびたび発揮。そんな中でも一生懸命頑張る森本は、愛すべきキャラクターとしてファンから根強い支持を得てきた。

 ところが、今回はどうも様子が違うよう。今では自らの動画配信がバズり、多大な影力を持つ“医療系インフルエンサー”として開花。「東帝大学病院」のブランディング強化をもくろむ蜂須賀と手を組み、精力的な広報活動を展開する一方、未知子に対しても「これからの医者の武器はメスじゃない。影響力だ」と大口をたたく…。

 そんな森本について、田中は「影響力を手に入れて、わかりやすく迷子になっているというか、ちょっと調子に乗っているというか…(笑)。僕自身もいろいろ迷った末に、今回は“ちょっとイタくなってる森本像”を作りました。視聴者の皆さんにも、今までとはちょっと毛色の違う森本と、相変わらずのポンコツぶりを楽しんでいただけたらなって思います」とコメントしている。

 「僕は一回の失敗で学べるタイプじゃなく、同じ失敗をちょっとずつ何回も繰り返しながら、だんだん濃度が薄くなっていくタイプ」という田中にとって、「失敗しない大門未知子は憧れの存在」なのだそう。「そんな大門先生のそばにいられる森本は、愛着があるキャラクター。
まさかまた戻ってこられるとは思っていなかったので、素直にすごくうれしいです」と目を輝かせる。

 田中と4年ぶりに撮影を共にした米倉も「圭ちゃんのお芝居は第1シリーズのときと変わらず、さすがの安定感があって、久しぶりとは思えない居心地のよさを感じました。と同時に、“俳優さんとしてさらに大きくなったな!”と。実際、身長も高くなったと錯覚したくらいです!」と、感慨深げ。

 田中自身も「この10年で年を取りましたし、さすがに失敗も徐々に減ってきたかな、と(笑)。10年前と比べたら“成功できる力”も身につけているはずなので、これからは失敗を恐れるよりも、『成功させたい!』という思いで何事にも前向きにトライしたい」と、力強く決意表明した。

 ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』は、テレビ朝日系にて毎週木曜21時放送。■田中圭コメント全文
 僕は一回の失敗で学べるタイプじゃなく、同じ失敗をちょっとずつ何回も繰り返しながら、だんだん濃度が薄くなっていくタイプ。失敗するたびに後悔もするし、失敗しないことにはめちゃくちゃ憧れます。だから、失敗しない大門未知子は僕にとっても憧れの存在なんですよ。そんな大門先生のそばにいられる森本は、愛着があるキャラクター。まさかまた戻ってこられるとは思っていなかったので、素直にすごくうれしいです。

 『ドクターX』の現場は4年ぶりですけど、初日から皆さんが温かく迎え入れてくださったので、本当に以前と変わらず和気あいあいとした空気感の中、撮影に参加させていただいてます。米倉(涼子)さんも全然お変わりなく、きれいで力強くて、「この人は何なんだろう!? すげぇな~」と思いました(笑)。大好きな姉さんなので、またご一緒できてうれしかったです。
 そんな中、僕が演じる森本は以前とはちょっと変わりました! 影響力を手に入れて、わかりやすく迷子になっているというか、ちょっと調子に乗っているというか…(笑)。僕自身もいろいろ迷った末に、今回は“ちょっとイタくなってる森本像”を作りました。視聴者の皆さんにも、今までとはちょっと毛色の違う森本と、相変わらずのポンコツぶりを楽しんでいただけたらなって思います。
 ちなみに、僕もこの10年で年を取りましたし、さすがに失敗も徐々に減ってきたかな、と(笑)。10年前と比べたら“成功できる力”も身につけているはずなので、これからは失敗を恐れるよりも、「成功させたい!」という思いで何事にも前向きにトライしたい。『ドクターX』にもあともう一回くらいは呼んでいただけたら、うれしいです(笑)。

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