映画『ジャスティス・リーグ』やテレビドラマ『バフィー ~恋する十字架~』を手掛けたジョス・ウェドン監督。ガル・ガドットやレイ・フィッシャーなど、出演者から撮影中の不適切な行為の数々を告発されて久しいが、この度ついに口を開いた。



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 現地時間1月17日公開のNew York Magazineのインタビューのなかで答えたもの。

 ガルは昨年、ウェドン監督にキャリアを潰すと脅されたこと告発していたが、これについて、「わたしは人を脅したりしない。そんなことをする人がいるか? 英語は彼女の第一言語ではないうえ、私はうるさいほど大袈裟に話しがち」だからとコメントし、ガルの勘違いだったことを示唆している。当事者のガルは同誌に対し、「私は完璧に理解していた」と反応している。

 同作にサイボーグ役で出演したレイ・フィッシャーによる、人種差別とプロ意識に欠ける行為の糾弾については、「真実ではなく議論するに値しない」と述べ、肌のトーンを明るくしたことは、作品全体を通して映像のトーンを明るくしたためであると説明。また、サイボーグの出演シーンのカットについては、意味をなさないと思ったからだと語り、サイボーグは「最悪なキャラクターだった」とコメント。さらに、彼は良い俳優ではなかったとも語った。

 また、『バフィー ~恋する十字架~』に出演したカリスマ・カーペンターは、妊娠発覚後にウェドン監督から、太った、産むつもりなのか? などと言われたことや、出産後に降板させられたことを告白。これに対しウェドン監督は礼儀正しくなかったことは認めつつ、「彼女をデブと呼んではいない…多くの場合、カリスマは素晴らしくて魅力的だった」と話している。

 また、同作のミシェル・トラクテンバーグは、監督と2人きりにならないよう言われていたと証言しているが、これについては「言っていることが全くわからない」と語った。

 ウェドン監督は、告発が相次いで以来、HBOのSFドラマシリーズ『ザ・ネバーズ』を降板するなど、キャリア面で低迷している。

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