北朝鮮で28日、金正恩総書記(国務委員長)の指導の下、朝鮮労働党中央軍事委員会第8期第8回拡大会議が開かれた。朝鮮中央通信が伝えた。

党中央軍事委員会の各委員が参加し、国防省、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)、党中央委員会の幹部らが傍聴した。

清津(チョンジン)造船所で21日に発生した新造駆逐艦の進水事故について議論されたと見られる。

報道写真からは、4月25日に行われた新型駆逐艦「崔賢」の進水式で、記念の辞を述べた党中央委員会の趙春龍(チョ・チュンリョン)党軍需工業部長(党中央委員会書記)の姿が確認されない。事故をめぐっては、同部のリ・ヒョンソン副部長が既に拘束されている。

金正恩氏は、「党中央の軍指導の実現において方向舵の機能を果たす各級党組織と政治機関の役割を不断に強めてこそ、軍建設と軍事活動における諸問題を成功裏に解決することができる」と強調した。

会議では、組織問題が討議され、「6人の軍団級単位の指揮官と砲兵局長、保衛局長を新たに任命し、一部の政治委員も新たに派遣した」と伝えた。

また、「国防科学および工業分野の一連の新しく計画した事業を承認し、手配した」という。

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