北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、新造駆逐艦が進水に失敗した事故をめぐり、横倒しになっていた駆逐艦がバランスを回復して進水したと報じた。

先月21日、北朝鮮の清津(チョンジン)造船所で新造された駆逐艦が進水に失敗し、船体が横倒しになった。

金正恩総書記は激怒し、今月下旬に開催される朝鮮労働党中央委員会の総会までの復旧を命じた。米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は3日、衛星写真の分析結果から、駆逐艦が直立の状態に戻されたと明らかにしていた。

同通信は、「6月初めに艦の均衡性を復元したのに続けて、5日午後までに同艦を安全に縦に進水させて埠頭に係留した」「次の段階の精密復旧作業は、羅津船舶修理工場の乾ドックで行われる予定で作業期間は7~10日間を見込んでいる」と報じた。

そのうえで、現地で復旧活動を指導している朝鮮労働党中央委員会の趙春龍(チョ・チュンリョン)書記は、「艦の完全な復旧は党中央委員会第8期第12回総会の招集前に間違いなく完了するであろう」と強調した。

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