北朝鮮の金正恩総書記は4日、訪朝したロシア連邦安全理事会のセルゲイ・ショイグ書記長と会談した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は3月にもショイグ氏と会談した。
ショイグ氏は、「クルスク地域解放作戦に参戦してロシア軍人と肩を組んで同じ塹壕で戦い、ロシア領土の貴重な一部分を自分の祖国のように守った朝鮮人民の優れた息子たちが発揮した無比の英雄主義と犠牲的精神に対するロシア指導部の特別感謝」を伝え、金正恩氏が謝意を表したという。
会談では、「朝ロ両国間の特殊かつ強固な包括的戦略パートナーシップをさらにしっかり発展させて共通の核心利益を守るための一連の重要問題、さまざまな分野における相互協力事項が深く討議され、ウクライナ事態をめぐる情勢の発展と国際および地域情勢に関する両国指導部の見解と意見が幅広く交換され、完全一致の立場を確認した」という。
金正恩氏は、「朝鮮民主主義人民共和国政府は今後も、ウクライナ問題をはじめ全ての深刻な国際政治問題においてロシアの立場と対外政策を無条件に支持するであろうし、朝ロ国家間条約の各条項を責任を持って順守するであろう」「ロシアが今後も国家主権と領土保全、安全利益を守るための正義の聖業において必ず勝利する」との確信を表した。