北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が9日、平安北道(ピョンアンブクト)亀城(クソン)市病院の建設場を現地で指導した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮労働党中央委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)、李煕用(リ・フィヨンン)の両書記、金才龍(キム・ジェリョン)、金勇帥(キム・ヨンス)両部長が同行した。
金正恩氏は建設現場を見て回り、「亀城市病院は、党中央委員会第8期第11回総会の決定に従い、2025年度に3つの市・郡に規模別のテストケースとして建設する病院の一つである」と述べた。
また、「国家的に施工陣容を質的に拡大・強化するためのシステムを早急に確立する歴史的課題を正しく解決すべきだ」とし、「建設の手配と指揮の非専門さと未熟さのため、施工陣容利用の効率が当然の水準で保障されていない」「技能工の養成を基本とする建設陣の質的強化のための国家的対策を早急に伴わせなければならない」などと述べた。
さらに、「建設部門に残っている古い因習と文化、古い技術を新時代にふさわしく変革していく過程に、全ての建設者を新しい文化、新しい文明の創造者、真の社会主義建設者に育成する歴史的工程になるべきだ」と主張した。
そのうえで、「住宅や産業建築とは違って、病院はインフラの末端から医療設備や機器に至るまで技術的に互換されるべき機能性建築であるだけに、設備の組み立てに必要な技術陣を打ち固めるのが要の問題である」と強調した。