北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が12日、訪朝したロシア連邦のセルゲイ・ラブロフ外相と会見した。朝鮮中央通信が伝えた。
会談は、金正恩氏肝いりの豪華リゾート「元山葛麻(ウォンサン・カルマ)海岸観光地区」で行われた。6月24日に行われた同地区の竣工式には、「駐朝ロシア大使と大使館員がスペシャルゲストとして招かれた」と同通信は報じており、ロ朝蜜月関係と元山葛麻海岸観光地区をアピールした形だ。
談話では、「朝ロ間の包括的戦略パートナーシップを一層力強く発展させて共通の核心利益を守るための一連の重要問題と、各分野における相互協力事項、国際および地域情勢に関する両国指導部の意見が幅広く交換され、完全一致の立場」を確認した。
金正恩氏は、「朝鮮民主主義人民共和国は今後も、朝ロ国家間条約の精神にのっとってあくまでもウクライナ事態の根源的解決に関連してロシア指導部が取っている全ての措置を無条件に支持・声援する用意を改めて確言した」という。