北朝鮮の金正恩国務委員長(朝鮮労働党総書記)は25日、ロシア・アムール州で発生した旅客機墜落事故を受け、ウラジーミル・プーチン大統領に宛てて見舞い電を送った。朝鮮中央通信が26日に伝えた。
事故は数十人に及ぶ死傷者を出す痛ましいもので、金正恩氏は「思いがけない胸の痛む報に接した」と述べ、北朝鮮政府と人民、そして自身の名義で、プーチン大統領を通じてロシア政府と国民、犠牲者の遺族に対し「深甚なる哀悼の意」を表明した。
見舞い電には、北朝鮮人民が「兄弟であるロシア人民の不幸と悲しみを分かち合っている」と強調。特に遺族の悲しみに寄り添い、「親しい血肉や知人を失った遺族とともに痛憤に堪えない気持ちを分かち合い、心の傷が一日も早く癒えることを願う」と記された。
金委員長はまた、「プーチン大統領の指導のもと、ロシア政府と人民がこの深い悲しみと損失に耐え、一日も早く平穏と安定を取り戻すことを心から祈る」と述べた。