北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が8日、朝鮮労働党創立80周年に際して党創立事績館を訪れ、記念演説を行った。朝鮮中央通信が伝えた。

朝鮮労働党中央委員会の幹部、活動家、省、中央機関の幹部らが同行した。

金正恩氏は演説で、「新たな発展と繁栄と向かい合った分水嶺で、党創立80周年を迎えるこの特別かつ喜ばしい今、党創立と継承の年代記を振り返るのは、烈士たちが開拓・前進させた社会主義偉業の終着点に必ず行き着くべきわれわれの世代の革命的義務と本分に対する再認識、再自覚となるであろう」と述べた。

また、「逆境と試練を勝利と奇跡に逆転させる過程で最も純粋で強力な思想的血統、特有の革命伝統を形成し、万代に輝く勝利の哲理と高貴な精神的財産を残した朝鮮労働党の果敢な指導力と闘争方式は今の世代が歩み、われわれの次世代が引き継いでいく勝利と栄光の道程を照らしている」と主張した。

そのうえで、「二つの世紀をまたいで続けられた党の道程を、党が創立された歴史的な家の前で振り返り、その偉大な道程を永遠にしっかり引き継いでいく決意を固めるというのは実に誇らしい、党創立事績館が朝鮮労働党の血脈と百戦百勝の伝統をとわに引き継ぐ聖なる殿堂として末永く輝くであろう」と強調した。

金正恩氏は、事績館の各所を見て回り、「党創立事績館の活動家、講師、従業員が金日成主席の党建設業績が宿っている聖地を守っている並々ならぬ誇りと自負を抱き、今後もわが党の栄光に輝く歴史と伝統を大衆に体得させる力強い宣伝者、教育者としての本分に忠実であるもの」との確信を表明し、記念写真を撮った。

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