北朝鮮の朝鮮労働党は9日、平壌で第8期中央委員会の第13回総会拡大会議を招集。党中央委メンバー、政治局構成員、各省庁・機関の幹部、地方の党・行政幹部および軍幹部らが参加している。

朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩総書記(国務委員長)が議長を務め、まず議長団が選出されたうえで、5つの議題が承認された。これには「2025年の党と国家政策の実施状況の総括」「党中央検査委員会の活動報告」「来年予定されている第9回党大会の準備に関する主要問題」などが含まれている。

また総会2日目では、金総書記が初日会議で討議された今年の主要党・国家政策の実行状況総括、党中央検査委員会の活動報告、第9回党大会の準備状況に対する重要結語を示した。金総書記は2025年度の政策遂行に対する党中央の評価を下し、今年の主要成果を概括したうえで、経済・国防建設を含む各部門の課題を整理したとされる。

総会はさらに、来年初めに予定される第9回党大会に向け、招集前までに解決すべき一連の問題を討議し、準備に関する重要課題を具体的に手配した。会議では組織問題も扱われ、党内の配置や制度運営に関する調整が議題に上ったとみられる。

また総会は国家予算審議組を構成し、2025年度国家予算の実行状況と2026年度予算案の検討・審議作業に入った。今回の総会は、党大会を控えた政策の締めくくりと来年度の国家運営方針を固める重要局面に位置づけられている。

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