タイ陸軍が運用中の中国製主力戦車「VT4」の砲身が、カンボジア軍との戦闘中に破損する状況が相次いで報告されている。今回の事案は、同戦車の実戦環境における耐久性や信頼性に関心を集めており、調査結果次第では、今後の運用や評価に影響を与える可能性もある。
現地時間12月13日、軍事専門記者ワッサナー・ナヌアム氏が運営するフェイスブックページは、「VT4戦車が戦闘の最中、連続射撃を行い“自らを犠牲にする形で”砲身が破損した」と伝えた。投稿によると、陸軍はすでに修復作業に着手しており、破損の正確な原因については兵器部門の分析を待っているという。乗員3人が負傷したものの、命に別状はないもようだ。
この件について、タイ陸軍のリチャー・スチャスワン副報道官(大佐)は、砲身の損傷が実際に発生したことを認めた上で、「戦闘中の継続的な射撃によって損傷が生じた可能性がある」と説明した。ただし、「現時点では原因を断定できず、専門部署による詳細な技術調査を待つ必要がある」と強調した。
ところが、複数の現地消息筋によると、22日にも別のVT4戦車の砲身が戦闘中に破裂する事故が発生している。この件についてタイ陸軍は公式発表していないものの、事故が発生した戦車の写真や映像がSNSで出回っている。これは何を意味するのか。
VT4戦車の主砲は中国がウクライナから技術提供を受け、自国で生産している125mm滑腔砲KBA-3だ。タイ陸軍は、同じ構造の主砲を備えたウクライナ製T-84戦車も運用しており、カンボジアとの戦闘にも投入しているが、こちらの砲身に問題が発生したとの報告は今のところない。
タイ陸軍の調査結果しだいでは、中国製戦車に対する評価が大きく揺らぐ可能性もある。








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