北朝鮮外務省の報道官は4日、米国がベネズエラに対して行ったとする一連の対応について、「乱暴な主権侵害であり、国際法違反だ」と強く非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

報道官は、朝鮮中央通信社記者の質問に答える形で、「米国の強権行使によって招かれた現在のベネズエラ情勢の重大さに留意している」と述べ、もともと不安定な地域情勢に新たな不確実性が加わっているとの認識を示した。

その上で、「今回の事件は、国際社会がこれまで幾度となく目撃してきた米国の『ならず者的で野獣的な本性』を改めて明白にする実例だ」と強い言葉で批判した。

北朝鮮外務省は声明で、米国の行為を「最も重大な形態の主権侵害」と位置づけ、「主権尊重、内政不干渉、領土保全を基本原則とする国連憲章および国際法に対する乱暴な違反だ」と断じた。その上で、こうした米国の覇権的行為を「強く糾弾する」と表明した。

さらに報道官は、「今回のベネズエラ事態は、地域および国際関係の安定に破壊的な結果をもたらしている」と指摘し、「国際社会は事態の深刻さを正しく認識し、米国の常習化した主権侵害行為に対して、当然の抗議と糾弾の声を高めるべきだ」と主張した。

北朝鮮は近年、米国の対外政策を「覇権主義」と位置づけ、ラテンアメリカや中東など第三地域での米国の行動を繰り返し批判しており、今回の声明もそうした対米非難外交の一環とみられる。

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