北朝鮮当局が第9回党大会を前に、各機関・企業所に対して外貨稼ぎの実績を強く求めていることを背景に、鉱山企業所による中国向け鉱物の密輸出が増加していることが分かった。外貨を早急に確保するため、銅精鉱などの鉱物を、国際相場を大きく下回る価格で投げ売りしているとの証言も出ている。
両江道のデイリーNK内部情報筋の話として、最近、銅(銅精鉱)の密輸が目立って増えていると伝えた。筋は「国家が年末の外貨稼ぎを強調しているため、企業所は手段を選ばず中国に売り渡そうとしている」と語った。
実際、今月20日に開かれた道党委員会の土曜幹部学習会では、各機関や企業所に課された外貨稼ぎ課題の重要性が繰り返し強調されたという。当局は、外貨を確保することで企業所の運営を正常化させるだけでなく、労働者の生活保障につなげる必要があるとの名目を掲げている。
しかし、企業所の幹部らの間では、外貨稼ぎの強調は国家に上納する計画分を確実に、かつ超過達成させることが主な目的だとの見方が広がっている。情報筋は「国家に目標通り外貨を献納させることが、外貨稼ぎを強調する本当の狙いだ」と指摘し、「外貨を十分に用意できなければ、幹部の政治的態度まで問題視されるため、必死にならざるを得ない」と説明した。
こうした圧力の高まりを受け、企業所幹部は生産品の密輸出に傾斜している。問題は、国連安保理決議による対北朝鮮制裁の対象となっている鉱物輸出まで拡大している点だ。両江道・恵山では、銅精鉱が二束三文で中国に売られているとの証言も出ている。
情報筋によると、恵山のある鉱山では採掘した銅を中国に売却しているが、中国側の貿易業者が「不純物が多い」と不満を示すと、価格を下げてでも何とか売りさばいているという。このため、現在北朝鮮から中国へ密輸されている銅精鉱の価格は、国際相場の約50%水準にとどまっているとされる。
通常、銅精鉱1トンの価格は約2万6000元(約549万円)とされるが、最近、恵山のある鉱山では、通常価格の3分の1に当たる8000元(約169万円)で中国側に引き渡した例もあったという。
こうした実態が鉱山労働者の間に伝わると、「苦労して生産した銅精鉱を、こんな安値で処分してよいのか」「国家の財産を幹部が正当な価格も取らずに売るのは犯罪ではないのか」といった不満や批判の声が上がったとされる。
それでも、当局が企業所ごとの外貨獲得実績を重視する状況が続く中、幹部らも背に腹は代えられず、鉱物を安値で売却せざるを得ないのが実情だという。情報筋は「誰だって、正当な値段も取れずに物を売りたいわけではない」とした上で、「国家の外貨稼ぎ圧力が続く限り、損だと分かっていても鉱物の密輸出からは逃れられない」と嘆いた。








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