中東情勢の緊迫化が続く中、イスラエル空軍の最新鋭ステルス戦闘機F-35Iが、従来の運用とは異なる“火力重視”の構成で活動している様子が確認された。

公開された画像では、同機が主翼下の外部ハードポイントに兵装を搭載した状態で滑走路から離陸する場面が捉えられている。

搭載されているのは、短距離空対空ミサイルのAIM-9Xサイドワインダーと、2000ポンド級の精密誘導爆弾GBU-31(V)1/B JDAMとみられ、ステルス性を犠牲にしてでも搭載量と打撃力を優先した「ビースト(野獣)モード」と呼ばれる運用形態に該当する。

F-35は通常、兵装を機体内部に格納することでレーダー反射を抑え、高度なステルス性能を発揮する。

しかし、2月末以降の対イラン軍事作戦において同国の防空網が大きく損耗し、長距離地対空ミサイルの脅威が低下したとみられることから、運用は新たな段階に移行。制空権を背景に、より多くの兵装を搭載した継続的な対地攻撃任務が重視されている可能性がある。

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