米ロマ・リンダ医科大学のチームによる食習慣と体格指数(BMI)に関する大規模・長期調査によると、キーは食事の回数と食べる時間帯らしい。
調査は米国とカナダ在住の5万人以上(平均年齢58歳、男女比は3:7)を、平均7.42年間追跡して行われた。参加者は登録時に病歴や食習慣のほか、学歴、年間所得など肥満と関連する社会的要因についての質問に答えている。
7年間にわたる追跡調査の結果、研究チームはBMIの低下と関連する要因を見つけ出した。
すなわち、(1)1日に1食または2食しか食べない、(2)夜間~次の日の朝まで最大18時間は絶食する、(3)朝食を抜かない、(4)夕食ではなく、朝食または昼食が1日のうちで最もたくさん食べる食事である、の四つだ。
特に(4)に関しては、夕食で1日のカロリーの大半を摂る人より有意にBMIが減少している。
よくダイエット談議で「昼を軽くすませるか」「夕食を抜くか」が議論になるが、どうやら午前中~午後の早いうちにたっぷりカロリーを摂り、それ以降は絶食、というスケジュールが良いらしい。
研究者によると、食事パターンに限らず中高年期の体重増加は免れないが「1日の早い時間にカロリーを摂取する人は、60歳以前の体重増がより少ない範囲にとどまり、60歳以降も順調に体重が減った」そうだ。
この研究から導き出される肥満を避けるための「健康的な食習慣」は、朝食後5~6時間空けて昼食を食べ、その後の18~19時間は絶食する、というもの。もちろん間食はご法度だ。
食欲亢進ホルモン「グレリン」の分泌量のピークは午後2~3時。
短期間の断食とリバウンドを繰り返すよりも、日々の習慣化を目指そう──。できる範囲で。
(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)

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