エナジータッピングはアメリカで開発されたエネルギー心理学に東洋医学のツボや経絡などの考えを加えて応用させたヒーリングテクニック。
お話をうかがった横田紗知世氏(エナジータッピング上級インストラクター)によれば、私たちの感情も一つのエネルギーであり、血液と同じように体中をくまなく流れているとか。なんらかの理由でその感情の流れが滞れば、血流がそうであるように心身にさまざまな悪影響(不安や怒り、緊張、気分の落ち込みなど)を及ぼします。
エナジータッピングとは、この感情エネルギーの通り道に点在するアラームポイントを軽く叩いて刺激することで、不安定な状態にある心や体を修復するといいます。
私が「テニスの試合前に緊張してしまう」とこぼすと、その場で教えてくれたのが簡単なスマイルタッピング。これは特に上がり症の人に大きな効果があるとかで、大事なプレゼンの前とか、試験の前などに行うと気持ちが自然とリラックスしてくるそうです。
やり方は、眉間をタッピング→目の横をタッピング→目の下をタッピング→胸の脇を手のひらで叩く→鎖骨の下をタッピング→小指の爪の生え際の親指側をもむ→人差し指の爪の生え際の親指側をもむ→鎖骨の下をタッピング。
すべて5回ずつ、この順番で3回以上繰り返します。タッピングは人差し指と中指、薬指の3本で。行うのは体の片側だけ。やりやすいほうでいいそうです。
実際にテニスの試合の前にやってみましたが、確かに効果はあったようです。
竹内有三(医療ジャーナリスト)