西成あいりんセンター閉鎖騒動、行政vs日雇い労働者「怒り激突」の24日間(上)

西成あいりんセンター閉鎖騒動、行政vs日雇い労働者「怒り激突」の24日間(上)
日雇いの仕事にアブれた日には、雨露をしのぐ居場所として活用されていた「あいりん労働福祉センター」の閉鎖。行政と労働者、双方の言い分とは… 写真:秋山謙一郎(以下同)

日雇い労働者が集う街、大阪・西成。ここで約50年間にわたって労働者に仕事を紹介するばかりか、定住所を持たない者の憩いの場としても機能していた「あいりん労働福祉センター」が閉鎖されることになった。「昼間から酒盛りや賭博に使われるのはもうたくさん」と怒る行政担当者と、「居場所から追い出すのか」とキレる労働者。攻防の一部始終を追った。(フリージャーナリスト 秋山謙一郎)

西成のランドマーク
労働者の居場所に異変が

 平成の次の元号は何か。日本中が沸き立っていた3月31日、「日雇い労働者の街」として知られる大阪・西成「あいりん地区」は、普段にもまして殺気立った雰囲気に覆われていた。

「いつもは戦えなんて言わへん。でも、今日は戦わなあかん。みんな、行くとこなくなるんやで。雨露しのがれへんねんで。どうするんや。今日だけは戦わなあかんのや!」

 拡声器を通した声が響く。声の主は、地元・西成で炊き出しなどの活動で知られる労働運動家の稲垣浩氏(74)だ。この稲垣氏の声に合わせるように、太鼓、ごみ箱やバケツ、椅子を楽器に見立ててリズムよくたたく人たちがいる。労働者たちは不安げな表情で、これをじっと見守っている。

 その様子を遠くからうかがっていた外国人を含む20代、30代と思しき人たちが、スマートフォンを取り出し、撮影している。だが、そのスマホが指す向きは、みな、ひとつの建物に集約されていた。一見すると、それはあまたの戦火に耐えてきた要塞にも廃虚にも見える、一度、見た者ならば決して忘れることのない独特の威容を放っている。


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「西成あいりんセンター閉鎖騒動、行政vs日雇い労働者「怒り激突」の24日間(上)」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    最底辺で生きている人を「楽に生きている」と嘘で罵るのがウヨク。そんなに「楽」ならお前が2、3年やって見な。それから物を言えクズが。

    2
  • 匿名さん 通報

    西成に堕ちる人はやっぱりそれなりだよ。だらしない、自分勝手、幼い、やる気が無い等。それでも仕方のない理由があってだけど一生懸命頑張って這い上がろうとする人間にはちゃんと雇用の道は用意されてる。

    1
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2019年5月20日の経済記事

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