リーガル不動産、株主優待に｢プレミアム優待倶楽部｣ を導入して利回り3.6％に！ 従来のQUOカードは廃止 され、200株保有で4000ポイントがもらえることに！

　リーガル不動産の株主優待は、毎年7月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上の株主に『QUOカード』1000円分を贈呈」というものだった。

　今後は「QUOカード」の株主優待が廃止され、新たに200株以上の株主を対象として「プレミアム優待倶楽部」のポイントが贈呈されることになる。

　なお、「プレミアム優待倶楽部」とは、付与されたポイントに基づいて、食品、電化製品、ギフト、旅行・体験などの商品との交換や、ほかの「プレミアム優待倶楽部」導入企業でもらったポイントと合算が可能な共通株主優待コイン「WILLsCoin」との交換ができるサービス。現在、多くの企業が株主優待に取り入れている。

　この変更は、2020年7月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

　リーガル不動産の2020年3月13日の株価（終値）は547円なので、変更後の株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。

（200株保有の場合）
投資金額：200株×547円＝10万9300円
優待品：プレミアム優待倶楽部のポイント4000円相当
優待利回り＝4000円÷10万9300円×100＝3.65％

（300株保有の場合）
投資金額：300株×547円＝16万4100円
優待品：プレミアム優待倶楽部のポイント8000円相当
優待利回り＝8000円÷16万4100円×100＝4.87％

（400株保有の場合）
投資金額：400株×547円＝21万8800円
優待品：プレミアム優待倶楽部のポイント1万円相当
優待利回り＝1万円÷21万8800円×100＝4.57％

（500株保有の場合）
投資金額：500株×547円＝27万3500円
優待品：プレミアム優待倶楽部のポイント1万5000円相当
優待利回り＝1万5000円÷27万3500円×100＝5.48％

（600株保有の場合）
投資金額：600株×547円＝32万8200円
優待品：プレミアム優待倶楽部のポイント2万円相当
優待利回り＝2万円÷32万8200円×100＝6.09％

（1000株保有の場合）
投資金額：1000株×547円＝54万7000円
優待品：プレミアム優待倶楽部のポイント6万円相当
優待利回り＝6万円÷54万7000円×100＝10.96％

（2000株保有の場合）
投資金額：2000株×547円＝109万4000円
優待品：プレミアム優待倶楽部のポイント10万円相当
優待利回り＝10万円÷109万4000円×100＝9.14％

　リーガル不動産の株主優待は、これまで100株以上の株主に一律で「QUOカード」1000円分が贈呈されていたが、変更後は保有株数に応じて「プレミアム優待倶楽部」のポイントが贈呈されることになった。「プレミアム優待倶楽部」のポイントを受け取るためには、200株以上の保有が必要になる。株主優待利回りは、原則的には保有株数に応じて上昇。最も低い200株保有時でも株主優待利回りは3.65％、最も高い1000株保有時の株主優待利回りは10.96％と、かなりの高利回りになる。今回の株主優待の変更を受けて、3月13日のSBI証券の夜間取引（PTS取引）では一時、発表当日（2020年3月13日）の終値547円より100円も高い647円（＋18.2％）を記録している。

　リーガル不動産は不動産ソリューション事業などを手掛ける企業。本社は大阪市。2020年3月13日に発表した、2020年7月期（通期）の業績予想は、すべて前期比で売上高は43.9％増、営業利益は8.0％増、経常利益は3.0％増、当期純利益は10.3％増。