AOI TYO Holdingsの株主優待は、毎年6月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「500株以上の保有で『QUOカード』(3000円分)、1000株以上の保有で『QUOカード』(5000円分)、2000株以上の保有で『オリジナル優待カタログ』(1万円分)を贈呈。
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今回の発表によると、2020年6月末の株主優待については、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に、「体験型オリジナル株主優待」が中止されるという。
また、AOI TYO Holdingsは株主優待の変更と同時に、2020年12月期の配当予想を修正。前回予想では、中間配当8円、期末配当12円の予想だったが、今回の発表によると中間配当は無配、期末配当の予想は未定に修正される。
AOI TYO Holdingsの株主優待制度の変更前と変更後(変更前) 基準日 保有株式数 株主優待内容 6月末 500株以上1000株未満 ◆QUOカード(3000円分)
◆体験型オリジナル株主優待(抽選) 1000株以上
2000株未満 ◆QUOカード(5000円分)
◆体験型オリジナル株主優待(抽選) 2000株以上 ◆オリジナル株主優待カタログ(1万円相当)
◆体験型オリジナル株主優待(抽選)◆2020年6月末のAOI TYO Holdingsの株主優待の内容 基準日 保有株式数 株主優待内容 6月末 500株以上 QUOカード(3000円分) 1000株以上 QUOカード(5000円分) 2000株以上 オリジナル株主優待カタログ(1万円相当)◆2021年6月末以降のAOI TYO Holdingsの株主優待の内容 基準日 保有株式数 保有期間 株主優待内容 6月末 500株以上
1000株未満 1年以上 ◆QUOカード(3000円分)
◆体験型オリジナル株主優待(抽選) 1000株以上
2000株未満 1年以上 ◆QUOカード(5000円分)
◆体験型オリジナル株主優待(抽選) 2000株以上 1年以上 ◆オリジナル株主優待カタログ(1万円相当)
◆体験型オリジナル株主優待(抽選) 備考 ※継続保有期間1年以上とは、毎年6月30日及び12月31日の株主名簿に同一の株主番号で、
500株以上の保有が3回以上連続して記載または記録されていることを指す。各基準日に
おける保有株式数が一度でも500株を下回った場合は対象外となる。
※「オリジナル優待カタログ」では、掲載されたグルメ商品などのほか、優待相当額の
「QUOカード」や社会貢献活動への寄付から、希望のものを選択できる。
※「体験型オリジナル株主優待」は、自社グループ見学会およびワークショップの招待を予定。AOI TYO Holdingsの株主優待優待利回りは?
AOI TYO Holdingsの2020年5月29日の株価(終値)は505円なので、株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。
(500株保有の場合)
投資金額:500株×505円=25万2500円
優待品:QUOカード3000円分
優待利回り=3000円÷25万2500円×100=1.18%
(1000株保有の場合)
投資金額:1000株×505円=50万5000円
優待品:QUOカード5000円分
優待利回り=5000円÷50万5000円×100=0.99%
(2000株保有の場合)
投資金額:2000株×505円=101万円
優待品:優待カタログ1万円相当
優待利回り=1万円÷101万円×100=0.99%
AOI TYO Holdingsの株主優待は、「QUOカード」と「オリジナル優待カタログ」と「体験型オリジナル株主優待」だったが、今回の変更により2020年6月末については「体験型オリジナル株主優待」が中止になってしまった。今のところ来期(2021年6月末分)には再開されるとみられるが、抽選の株主優待とはいえ、過去にはアニメーションスタジオ見学など、魅力的な体験が用意されていたため、残念に思う個人投資家は多そうだ。
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AOI TYO Holdingsは、AOIPro.とTYOの統合により、2017年に誕生。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。