ダイコー通産が発表した2020年5月期の決算短信によると、2021年5月期の予想配当は「1株あたり37円」となっている。なお、ダイコー通産は期末配当による年1回の配当を基本方針としており、中間配当は実施していない。
ダイコー通産の2020年5月期の配当予想は「1株あたり35円」なので、前期比で「2円」の増配となる。今回の増配発表によって、ダイコー通産の配当利回り(予想)は2.48%⇒2.62%にアップすることとなった。
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ダイコー通産は、配当政策の基本方針を「安定的かつ業績に応じた配当を行うこと」としつつ、「配当性向35%程度」を目途としている。そして、2021年5月期の「増配」予想は、この配当政策に則った形となっている。
なお、2021年5月期の配当予想および業績予想が発表されたことを受けて、ダイコー通産の株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2020年7月7日)の終値1411円より49円も高い1460円(+3.47%)を記録しており、明日の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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ダイコー通産は2019年3月に上場し、2020年5月期の配当は前期比で増配となっている。そのため、2021年5月期の配当予想「1株あたり37円」が予想通りに実施されれば、”連続増配”を達成することになる。
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また、参考としてダイコー通産の配当額の伸び具合も確認しておきたい。2019年5月期から2021年5月期までの2年間で、ダイコー通産の年間配当額は「1株あたり31.5円」から「1株あたり37円」まで、1.17倍に増加している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。
■ダイコー通産(7673)の株価チャート/月足・上場日~本日(2020年7月7日)
ダイコー通産の配当利回りは?ダイコー通産の2020年7月7日時点の株価(終値)は1411円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※ダイコー通産の配当利回り】
株価:1411円
年間配当額:37円
配当利回り:37円÷1411円×100=2.62%
ダイコー通産の配当利回りは2.62%。2020年6月の東証1部の平均利回りは2.15%(配当実施企業のみ)なので、ダイコー通産の配当利回りは「やや高め」と言える。なお、ダイコー通産は株主優待を実施していない。
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ダイコー通産は、CATV・情報通信分野に特化し、ケーブルや通信機器などを扱う商社。自社企画の光余長金物や吊架金物なども販売している。2021年5月期(通期)の業績予想は、売上高6.1%増、営業利益5.7%増、経常利益10.7%増、当期純利益1.0%増と好調(すべて前期比)。
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