綿半ホールディングス(3199)、株主優待を一部変更！ 新たに「300株以上」の配布区分を新設し、信州特産 品などの株主優待品(2000円相当)を2点選べるように

　綿半ホールディングスの株主優待は、毎年9月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を半年以上継続保有する株主に、①2000円チャージ済みのプリペイドカード『goca』②自社PB（プライベートブランド）商品の詰め合わせ2000円相当③信州特産品2000円相当④社会貢献活動への2000円の寄付から1つを贈呈（選択制。

　変更後は、新たに「保有株数300株以上」の配布区分が設けられ、①～④の選択肢から2点を選べるようになる。

　また、これまでは株主優待の権利を獲得するために必要な継続保有期間に関して、正確には“毎年4月1日～9月末までの任意の日＋9月末時点での株式保有が必要”とされていた。つまり、4月1日～9月末の間のどこかのタイミングで、株主名簿に100株以上保有する株主として、記載または記録されているかどうかが確認されるため、実質的に半年以上の継続保有が必要だった。しかし、今後は「毎年3月末と9月末時点の株主名簿に、2回連続して同一株主番号で記載されていること」が条件となる（※半年以上の継続保有が必要、という点に変わりはない）。

　なお、綿半ホールディングスの株主優待品のプリペイドカードの「goca」とは、綿半ホールディングスの加盟店舗で利用できるもので、支払いに利用すると値引きなどのサービスが受けられる。自社PB商品は、前回の例だと、お茶やお菓子、日用品、スキンケア用品などがラインナップされている。信州特産品はお米やジュースなど。

　綿半ホールディングスの株主優待の変更は、2021年9月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

　綿半ホールディングスの2021年3月1日時点の株価（終値）は1298円なので、株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。

（100株・半年以上保有の場合）
投資金額：100株×1298円＝12万9800円
優待品：プリペイドカードのチャージ2000円相当など
優待利回り＝2000円÷12万9800円×100＝1.54％

（300株・半年以上保有の場合）
投資金額：300株×1298円＝38万9400円
優待品：プリペイドカードのチャージ4000円相当など
優待利回り＝4000円÷38万9400円×100＝1.02％

　綿半ホールディングスの株主優待は、プリペイドカード「goca」や信州特産品、PB商品など、魅力的な選択肢から好きなものを選べる。基準日は9月末だが、半年以上の継続保有が必要になるため、3月末時点から株主になっていなければならない。

　綿半ホールディングスは、長野県を地盤に、ホームセンターやスーパーの運営、建設事業（立体駐車場の研究開発、緑化事業など）、医療品原料輸入などを手掛ける会社。2021年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高1150億円（前期比4.3％減）、営業利益31億円（前期比17.6％増）、経常利益33億5000万円（前期比19.1％増）、当期純利益21億円（前期比38.2％増）。