セキュアヴェイル(3042)、“創立20周年記念配当”の 実施で配当利回り0.8％に！ 2021年3月期は上場して 初の配当となる記念配当の実施で｢1株あたり5円｣に！

　セキュアヴェイルは2021年3月期の配当予想を、普通配当が「0円」、記念配当が「5円」、合計の年間配当額を「1株あたり5円」に修正すると発表した。なお、セキュアヴェイルはこれまで「無配」が続いていたため、今回の記念配当は2006年6月に上場して以来、初めての配当ということになる。

　年間配当額の前回予想は「無配」である「1株あたり0円」だったので、記念配当の実施によって前回予想から「5円」の増配となる。また、セキュアヴェイルの2020年3月期の配当は「1株あたり0円」だったので、前期比でも「5円」の増配となる。これにより、セキュアヴェイルの配当利回り（予想）は0%から0.80％にアップした。

　セキュアヴェイルは2021年8月20日に創立20周年を迎えることを記念して、「1株あたり5円」の記念配当の実施を決めたとのこと。なお、記念配当が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、セキュアヴェイルの期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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　ちなみに、記念配当の実施が発表されたことを受けて、セキュアヴェイルの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2021年3月1日）の終値623円より52円高い675円（＋8.35％）を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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　セキュアヴェイルの年間配当額は、上場した2006年6月以降、無配である「1株あたり0円」が続いていたが、2021年3月期の予想配当「1株あたり5円」が予想通り実施されれば、記念配当によるものとは言え、上場以来、初めての配当となる見通しだ。
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　参考として、セキュアヴェイルの株価も確認しておこう。セキュアヴェイルの株価は、10年前にあたる2011年3月1日の終値130円から発表当日（2021年3月1日）の終値623円まで、4.8倍に上昇している。

■セキュアヴェイル（3042）の株価チャート／月足・10年

　セキュアヴェイルの2021年3月1日時点の株価（終値）は623円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※セキュアヴェイルの配当利回り】
株価：623円
年間配当額：5円
配当利回り：5円÷623円×100＝0.80％

　セキュアヴェイルの配当利回りは0.80％。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89％（配当実施企業のみ）なので、セキュアヴェイルの配当利回りは「低め」と言える。
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　セキュアヴェイルは、システムセキュリティに特化してコンサルティングや設計・構築・運用・監視等のサービスを提供している会社。自社開発によるセキュリティ統合運用管理ソフトウェアがベースとなっている。2021年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高11.1％増、営業利益28.6％減、経常利益32.1％減、親会社株主に帰属する当期純利益44.6％減となっている（すべて前期比）。
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