東亜建設工業(1885)、4期連続の「増配」を発表し、 配当利回り2.7％に！ 年間配当は3年で3.5倍に増加、 2021年3月期は前期比20円増の｢1株あたり70円｣に！

　東亜建設工業は、2021年3月期の予想配当を修正し、「1株あた70円」とすると発表した。なお、東亜建設工業は例年、期末配当（3月）による年1回の配当を実施しており、中間配当は実施していない。

　年間配当額の前回予想は「1株あたり50円」だったので、前回予想より「20円」の増配となる。今回の増配発表により、東亜建設工業の配当利回り（予想）は1.95％⇒2.73％にアップすることとなった。

　また、東亜建設工業の2020年3月期の配当は「1株あたり50円」だったので、前期比でも「20円」の増配となる見込み。
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　東亜建設工業は今回、増配とともに業績予想の修正も発表しており、2021年3月期は前回予想比で「増益」の業績予想となっている。東亜建設工業は、「2020年度から2022年度までの中期経営計画において、配当性向（単体）20％～30％を目標」としており、「業績見通しおよび財政状態等を総合的に勘案」した結果、今回の「増配」を決定したとのこと。ちなみに、増配が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、東亜建設工業の期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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　東亜建設工業は2017年3月期に無配となっているものの、2018年3月期以降は連続増配を継続しており、2021年3月期の配当予想「1株あたり70円」が予想通りに実施されれば、”4期連続増配”を達成することになる。
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　また、東亜建設工業の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まった2018年3月期から2021年3月期までの3年間で、東亜建設工業の年間配当額は「1株あたり20円」から「1株あたり70円」まで、3.5倍に増加している。
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　参考として、東亜建設工業の株価も確認しておこう。

■東亜建設工業（1885）の株価チャート／月足・10年

　東亜建設工業の2021年3月22日時点の株価（終値）は2560円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※東亜建設工業の配当利回り】
株価：2560円
年間配当額：70円
配当利回り：70円÷2560円×100＝2.73％

　東亜建設工業の配当利回りは2.73％。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89％（配当実施企業のみ）なので、東亜建設工業の配当利回りは「やや高め」と言える。なお、東亜建設工業は株主優待を実施していない。
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　東亜建設工業は、海洋土木を強みとする建設会社。陸上土木はもちろんのこと、近年は洋上風力の建設や海底資源開発の分野にも着手している。2021年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高0.3％増、営業利益0.5％増、経常利益7.8％増、親会社株主に帰属する当期純利益17.8％増と堅調（すべて前期比）。
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