アクセル（6730）、2期連続の「増配」を発表して、 配当利回り3.1％に！ 年間配当は1年で1.2倍に増加、 2021年3月期は前期比6円増の｢1株あたり27円｣に！

　アクセルは、2021年3月期の予想配当を修正し、「1株あた27円」とすると発表した。なお、アクセルは例年、期末配当（3月）による年1回の配当を実施しており、中間配当は実施していない。

　年間配当額の前回予想は「1株あたり11円」だったので、前回予想より「16円」の増配となる。今回の増配発表により、アクセルの配当利回り（予想）は1.26％⇒3.11％にアップすることとなった。

　また、アクセルの2020年3月期の配当は「1株あたり21円」だったので、前期比では「6円」の増配となる見込み。
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　アクセルは今回、増配とともに業績予想の修正も発表しており、2021年3月期は前回予想比で「増収・増益」の業績予想となっている。アクセルは株主還元方針において「連結配当性向50％」を原則としていることから、業績予想の修正にともない、今回の「増配」を決定したとのこと。なお、増配が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、アクセルの期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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　ちなみに、増配が発表されたことを受けて、アクセルの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2021年3月25日）の終値867円より150円も高い、制限値幅の上限である1017円（＋17.30％）を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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　アクセルは2019年3月期に無配となっているものの、2020年3月期に増配（復配）しており、2021年3月期の配当予想「1株あたり27円」が予想通りに実施されれば、”2期連続増配”を達成することになる。
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　また、アクセルの配当額の伸び具合も確認しておきたい。前期にあたる2020年3月期から2021年3月期までの1年間で、アクセルの年間配当額は「1株あたり21円」から「1株あたり27円」まで、1.28倍に増加している。

　参考として、アクセルの株価も確認しておこう。アクセルの株価は、2020年3月の終値637円から発表当日（2021年3月25日）の終値867円まで、1.36倍に上昇している。

■アクセル（6730）の株価チャート／月足・10年

　アクセルの2021年3月25日時点の株価（終値）は867円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※アクセルの配当利回り】
株価：867円
年間配当額：27円
配当利回り：27円÷867円×100＝3.11％

　アクセルの配当利回りは3.11％。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89％（配当実施企業のみ）なので、アクセルの配当利回りは「高め」と言える。
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　また、アクセルは100株以上を1年以上継続保有することで、「QUOカード」がもらえる株主優待を実施している。

　アクセルの2021年3月25日時点の株価（終値）は867円、配当利回りは3.11％なので、「配当＋株主優待利回り」を計算すると以下のようになる。

【※アクセルの配当＋株主優待利回り（100株・1年以上保有時）】
投資金額：100株×867円＝8万6700円
優待品（QUOカード）：500円分
株主優待利回り：500円÷8万6700円×100＝0.58％
配当＋株主優待利回り：3.11％＋0.58％＝3.69％

【※アクセルの配当＋株主優待利回り（500株・1年以上5年未満保有時）】
投資金額：500株×867円＝43万3500円
優待品（QUOカード）：500円分
株主優待利回り：500円÷43万3500円×100＝0.11％
配当＋株主優待利回り：3.11％＋0.11％＝3.22％

【※アクセルの配当＋株主優待利回り（500株・5年以上保有時）】
投資金額：500株×867円＝43万3500円
優待品（QUOカード）：3000円分
株主優待利回り：3000円分÷43万3500円×100＝0.69％
配当＋株主優待利回り：3.11％＋0.69％＝3.80％

　アクセルの「配当＋株主優待利回り」は100株・1年以上保有時で3.69％。それなりの利回りであるうえに、優待内容は個人投資家に人気の「QUOカード」で、「期末配当による年1回の配当」と「株主優待」の基準日が重なることもあり、配当や株主優待に関心の高い個人投資家の注目度は高そうだ。ただし、株主優待をもらうには、100株以上を1年以上継続保有しなければならない点には注意しておきたい。
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　アクセルは、ファブレスの半導体ベンチャー企業。パチンコ・パチスロ機向けに特化した各種LSI製品の提供などをおこなっている。