平均年収は2688万円!
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い会社ランキング2022【従業員の平均年齢30代前半】」を作成した。本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。
はたしてどのような結果になったのか。早速、ランキングを見ていこう。
1位はM&Aキャピタルパートナーズ(東京都中央区) で、平均年収は2688.4万円(従業員数150人、平均年齢32.2歳)。本ランキングにおいて唯一の「2000万円台」でランクインしている。
同社は2005年の創業以来、一貫して中堅・中小企業の事業承継ニーズを持つオーナー経営者向けのM&A仲介事業を行っている。
2位は、ベイカレント・コンサルティング(東京都港区)で、平均年収は1106.9万円(同2638人、同32.6歳)だった。前述のM&Aキャピタルパートナーズと比較すると半分以下の金額ではあるが、30代前半の従業員における平均年収としてはかなり高い。さらに、従業員数が「2638人」と非常に多いところもポイントだ。
日本発の総合コンサルティングファームとして有名な同社だが、ダイヤモンド編集部の独自調査によると平均年収が「5年で291万円超増えた」 という。詳細は、『平均年収が「5年で100万円超増えた」大企業ランキング【全66社最新版】2位GMOペイメントゲートウェイ、1位は?』 をご参照いただきたい。
4位はメルカリがランクイン
3位は、プレイド(東京都中央区) で、平均年収は949.5万円(同217人、同33.7歳)。同社は2011年に設立された比較的若い企業で、ウェブサイトやアプリの顧客分析を行うCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の開発・運営などを手掛けている。
4位はメルカリ(東京都港区)で920.1万円(同1060人、同33.5歳)だ。同社は2013年に創業し、フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用を行っている。
高成長企業として名高いメルカリだが、ダイヤモンド編集部の独自調査を見ると、その印象がガラリと変わる。
詳細は『倒産危険度「悪化度」ランキング2022【ワースト50社】3位メルカリ、1位は?』 に譲るが、22年における メルカリの経営は絶好調とは言い切れない状況だ。
ダイヤモンド編集部は、倒産危険度が“危険水域”と判定された企業の中で、1年前から危険度が悪化した企業について、ワーストランキングを作成した。その結果、メルカリは3位に入っている。
ランキング完全版では、6位以降の全250社の順位と平均年収を掲載している。ぜひ確認してみてほしい。
(ダイヤモンド編集部 加藤桃子)

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