シンバイオ製薬が首位に
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い医薬品会社ランキング」を作成した。本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。
医薬品業界の中でランキング上位に入った企業の顔触れは、どうなっているのか。早速、ランキングを見ていこう。
1位はシンバイオ製薬で、平均年収は1194.1万円(平均年齢50.1歳、従業員数141人)だった。
がん・血液疾患・ウイルス感染症の治療薬に強みを持つシンバイオ製薬は、本稿で分析対象とした21年12月期に抗がん剤「トレアキシン」の自社販売を開始。収益力を強化し、前年の最終赤字から黒字化を果たした。
翌22年12月期もトレアキシンが堅調に推移し、売上高が100億円を突破したほか、約12億円の純利益を計上した。
だが、トレアキシンの後発医薬品が発売されたことや、新薬開発に向けて研究開発費を増額することなどから、23年12月期は減収と最終赤字転落を予想している。
その状況下で、今後もランキング1位を維持できるのか注目だ。
2位は売り上げ1兆円突破の中外製薬最大手の武田薬品は3位
2位は中外製薬で、平均年収は1155.8万円(平均年齢43.3歳、従業員数5044人)だった。
中外製薬は新型コロナウイルス治療薬「ロナプリーブ」が増収に寄与し、22年12月期は売上収益が史上初めて1兆円を突破した。
ただしロナプリーブは新型コロナの「オミクロン株」に対しては有効性が低下することが確認されている。23年12月期は同薬品の政府納入額が減ることなどから、減収減益を見込んでいる。
3位は武田薬品工業で、平均年収は1105.1万円(平均年齢42.4歳、従業員数5149人)。言わずと知れた、売り上げ規模が国内トップのグローバルメーカーだ。
4位は第一三共で、平均年収は1095.0万円(平均年齢44.8歳、従業員数5725人)。5位はアステラス製薬で、平均年収は1064.4万円(平均年齢42.3歳、従業員数3943人)だった。
ランキング完全版では、6位以下を含む全48社の順位と平均年収を掲載している。
6位以下には、大塚ホールディングスやエーザイ、協和キリン、塩野義製薬など、名の知れた企業がランクインしている。
また、漢方薬や入浴剤を手掛けるツムラ、「正露丸」を手掛ける大幸薬品など、身近な商品を開発する製薬会社の平均年収も知ることができる。
各社の順位と平均年収はどうなっているのか。ぜひ、確認してみてほしい。
(ダイヤモンド編集部 濵口翔太郎)

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