1位東北電力、2位北海道電力は
昨年版と同じ顔触れ

　今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使い、北海道と、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の東北6県に本社がある上場企業を対象に「年収が高い会社ランキング【北海道・東北地方】」を作成した。本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。

単体の従業員数が20人未満の企業は除外している。対象期間は、2022年5月期～23年4月期。

　早速、ランキングを確認していこう。

「年収が高い会社ランキング2023【北海道＆東北地方】」で1位になったのは、東北電力（宮城県）で、平均年収は796.8万円だった。2019年版の同ランキングから5回連続でずっとトップを守っている。単体従業員数4901人は、本ランキングの50社で最多。東北地方の雇用を支える企業といっていい。

　2位は北海道電力（北海道）で750.7万円、従業員数は2315人。こちらは2021年度版から3回連続2位。さらに昨年の737.3万円から13.4万円のアップとなった。

1～3位はすべて
電力系の企業が占める

　3位はユアテック（宮城県）で715.4万円、従業員数は3750人。ユアテックは東北電力系の電気建設会社で、従業員数も東北電力に次いで2番目に多い。

1～3位はすべて電力系の企業が占めることになった。

　4位は東北最大手の地銀、七十七銀行（宮城県）で、平均年収712.2万円。2022年版では3位で、こちらもランキングの常連だ。昨年の平均年収702.7万円よりも10万円近く上がったことになる。

　5位はアインホールディングス（北海道）で、平均年収は677.4万円。アイングループでは調剤薬局の「アイン薬局」やコスメ＆ドラッグストア「アインズ＆トルペ」などを全国展開している。

　ランキングの完全版では、6位以下の全50社を掲載しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

（ダイヤモンド編集部　吉岡綾乃）

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