それでは早速、ランキングを見ていきましょう。
1位はテレビ局のRKB毎日HD2位三井松島HDは石炭事業を終了
1位になったのは、福岡県のRKB毎日ホールディングスで、平均年収は1267.1万円。子会社のRKB毎日放送は九州初の民間放送局として1951年に開局した、TBS系列のテレビ局です。「年収が高い会社ランキング九州&沖縄」で2019年から6年連続でトップの座を守っています。
2位は福岡県の三井松島ホールディングス(平均年収1057.6万円)。1913年創業でもともとは石炭の生産・販売を行う企業でしたが、近年は企業買収により新規事業を増やし、グループ各社で多様な事業を展開、多角化経営を進めてきました。24年3月期、ついに石炭事業を終了しています。
5位安川電機は産業用ロボットの世界大手
3位は熊本県の九州フィナンシャルグループ(同952.2万円)。大手地方銀行である肥後銀行(熊本県)と鹿児島銀行が経営統合し、2015年に設立された金融持ち株会社です。今回のトップ5の中で唯一、本社が福岡県以外にある企業です。
4位はOCHIホールディングスで、平均年収は904.7万円。
5位は、産業用ロボットや機械部品で高い世界シェアを持つ安川電機(同872.3万円)。今回トップ5に入った企業で、持ち株会社ではない(HD、FGではない)のは安川電機のみです。
今回、平均年収が700万円以上だった企業は18社ありました。ランキング完全版では、6位以下の計100社を掲載しています。各社の順位と平均年収はどうなっているのか、詳しくは完全版でチェックしてください。
(ダイヤモンド・ライフ編集部 吉岡綾乃)