就職率が過去最高レベルに達している就活市場。「売り手市場」の中、各企業はどの大学から採用をしているのか。
24年はどうなった?
2023年10月に酒税法が改正され、26年にはビール・発泡酒・第3のビールの税率が統一される予定である。酒税法の改正に加え、コロナ禍を経て消費者の価値観も変化している。家庭内での飲酒機会が増加したことに加え、外での飲酒スタイルも変わりつつある。
かつて主流であった「飲み放題」は減少し、現在は飲酒の質を重視する傾向が強まっている。企業においても、従来の飲み会文化の見直しが進められている。
23年のビール会社4社の採用大学ランキングでは、1位はキリンとアサヒビールが早稲田大学、サントリーグループが慶應義塾大学、サッポロビールは明治大学と同志社大学が同順位だった。
24年のランキングでは、こうした傾向に変化があったのだろうか。
3社で早慶がトップ2を独占早稲田はキリンと産学連携
2024年の採用ランキングにおいて、キリンの採用人数が最も多かったのは早稲田大学、次いで、慶應義塾大学と明治大学が同順位で2位となった。
早稲田大学は、キリンホールディングスおよび栃木県農業総合研究センターと共同で、バイオ炭を用いたビール大麦の栽培に関する研究を24年10月より開始するなど、産学連携を積極的に進めている。
アサヒビールの採用実績では、1位が慶應義塾大学、2位が早稲田大学だった。
サントリーグループでは、1位が早稲田大学、2位が慶應義塾大学となり、キリンやアサヒビールと同様に早慶が上位2位を占めている。
サッポロビールでは、1位が中央大学と早稲田大学で同順位となった。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。