新卒採用は人手不足を背景に企業の採用意欲が引き続き強く、学生にとっては「売り手市場」が続いている。こうした環境の中で、主要大学の学生は最終的にどの企業・団体を選び、どんな傾向が見られるのか。
2024年は東大への就職が1位
コンサルティングも人気上昇
2024年の東大の「就職先企業・団体」ランキングでは、1位が東大、2位がアクセンチュア、3位がソニーグループだった。
学内キャリア志向が強い一方、かつての東大卒=官僚というイメージはなくなり、コンサルティング業界への就職が増加傾向にある。
25年のランキングでは、こうした傾向に変化があったのだろうか。
東大生が重視するのは
専門性や選択肢の広さ
東大の「就職先企業・団体」ランキングでは、1位が東大、2位がアクセンチュア、3位が野村総合研究所、4位がEYストラテジー・アンド・コンサルティング、5位がソニーグループだった。
ランキングを見ると、進路の特徴がはっきりと表れている。1位の東大への就職者数は179人と突出しており、大学院進学や学内研究機関、附属病院、研究プロジェクトなど、学術・研究を軸としたキャリアを選ぶ学生が非常に多いことが分かる。同大学が依然として日本の学術研究の中核であることを示す結果といえる。
民間企業では、アクセンチュア、野村総合研究所、EYストラテジー・アンド・コンサルティングなどコンサルティング業界の存在感が際立つ。製造業ではソニーグループが上位だった。
総じて、東大生が専門性や将来の選択肢の広さを重視し、学術・コンサル・先端企業へと進路を分散させている現状を映し出している。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。
【ランキング表の見方】
2025年春の大学別の主な就職先。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。東京大学は「東京大学新聞」より集計、大学院修了者を含む(調査/大学通信)

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