~CDE 利用による、業務効率化やバリューチェーン再構築、ナレッジマネジメントの実現~
商業施設・文化施設などの空間づくりを手がける三建設備工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松井 栄一、以下、三建設備工業)と、米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州/プレジデント兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下、Autodesk)は、Autodesk Construction Cloud(R)(以下、ACC)※1の全社的な活用を目的とした「戦略的提携に関する覚書」(以下、MOU)を締結しました。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1726/110280/650_462_20250522113400682e8d18f399b.JPG
三建設備工業株式会社 代表取締役社長 松井 栄一(写真左)
オートデスク株式会社 代表取締役社長 / Autodesk, Inc. Japan Sales Vice President 中西 智行(写真右)
〈背景〉
日本経済は 2024 年 10~12 月期に実質 GDP 年率換算で 2.2% の成長を記録し、3 四半期連続のプラス成長を達成しました。
建設業界においては、脱炭素社会の実現に向けた取り組みや人材不足への対応、ESG 評価の観点から建物のライフサイクル全体での環境負荷低減が求められており、メンテナンスを含む LCC(ライフサイクルコスト)の最適化がより一層重要視されています。
このような環境下において、三建設備工業では、業務プロセスの根本的な変革に取り組んでおり、とりわけ ACC を活用した共通データ環境(CDE)※2の導入に注力しています。政府による共通データ基盤の推進も追い風となり、業務の効率化・省力化に向けたデータの一元化が加速しています。
〈MOU 締結の意義〉
三建設備工業は、本 MOU 締結を機に、社内に点在する各種データや情報を ACC を基盤とする CDE に一元化し、システムの共通化と管理体制の統一を進めていきます。
これにより、社内 DX およびナレッジマネジメントを強化し、さらなる業務効率化と省力化を図ります。
また、Autodesk の支援のもと、CDE の高度化と運用体制の構築を進めることで、生産性向上や高い ESG 評価の獲得を目指し、企業価値のさらなる向上を見込んでいます。加えて、深刻化する人手不足への対応策として、協力会社を含むバリューチェーン全体のデジタル基盤整備に取り組み、効率的かつレジリエントな建設体制の構築を目指します。
〈MOU における主な取組み〉
1.ACC による DX・BIM 推進の加速
Autodesk Build ※3や ACC を活用し、設計と施工の連携を強化します。フロントローディングおよびコンカレントエンジニアリングを実現することで業務の効率化、プロジェクト対応の迅速化、品質向上を目指します。さらに、全社展開を通じて ACC を社内の共通基盤とすることで、バリューチェーン全体にわたる業務プロセスの効率化を推進します。
2.社内展開によるコスト削減と業務最適化
2026 年 3 月までの全社展開に向けたロードマップをもとに、アクションプランを策定します。
3.ナレッジマネジメント基盤の構築
ACC を活用した CDE 構築により、情報の一元化と可視化を実現します。部門間・プロジェクト間での知見共有を促進し、プロセスの標準化と属人化の防止、利用可能なナレッジの蓄積を通じて、業務の質とスピードの向上を図ります。
〈三建設備工業株式会社 代表取締役社長 松井 栄一〉
この度の Autodesk 様との MOU 締結は、「Autodesk Construction Cloud(ACC)」の全社活用を通じ、当社のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進と課題解決への大きな一歩となるものです。「空気と水の環境創造企業」として、建設業界が直面する労働力不足や高度化する社会ニーズに応える生産性の向上は急務となっています。これを新たなスタートラインとしてデータの有効活用を競争力に繋げることを実現し、建設業界全体の発展にも貢献できるものと期待しております。
〈オートデスク株式会社 代表取締役社長 / Autodesk, Inc. Japan Sales Vice President 中西智行〉
建設業界において CDE を活用したデータの一元管理の機運が高まる中で、三建設備工業様におかれましては DX 推進の起爆剤として Autodesk Construction Cloud をお選びいただき大変光栄に思います。今後はグローバルに蓄積したデータ利活用に関する知見を活かしながら ACC の全社展開をご支援すると共に、三建設備工業様と二人三脚で建設業が抱える諸問題の解決に取り組んでまいります。
三建設備工業株式会社 概要
1946 年設立。社員数 1,338 名(2025 年 4 月 1 日時点)
「空気と水の環境創造企業」をモットーに、快適性と省エネ性を両立させた建物づくりを通じ、持続可能な社会の実現に貢献する総合エンジニアリング企業です。主に空調・給排水衛生・電気・建築設備の設計・施工・メンテナンスを手がけております。
Autodesk, Inc. 概要
1982 年に設立した Autodesk は、米国サンフランシスコに本社を構え、現在世界約 40 カ国・地域で事業を展開している「デザインと創造」のプラットフォームカンパニーです。
をご覧になるか、Autodesk のソーシャルメディアをフォローしてください。 #MakeAnything
※1 Autodesk Construction Cloud: Autodesk が提供する建設業向けプロジェクト管理のクラウドサービス。図面データのビューイング機能や業務管理機能などでデジタル化・見える化されたプロジェクト管理を実現します。多数のAPIsにより外部アプリケーションともシームレスに連携するデータプラットフォームとしての機能も併せ持ちます。
※2 CDE: Common Data Environment(共通データ環境)。建設プロジェクトにおいて情報を一元的に管理・共有するためのシステムを指します。CDE は、プロジェクトチーム内の全関係者が効率的に情報をアクセス、編集、交換できる環境を提供します。
※3 Autodesk Build: Autodesk が提供するすべての建設業者をサポートする包括的な現場およびプロジェクト管理ソフトウェア。使いやすく柔軟に設定できるツールを使って、プロジェクトをスケジュールどおり予算内で遂行できます。
商業施設・文化施設などの空間づくりを手がける三建設備工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松井 栄一、以下、三建設備工業)と、米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州/プレジデント兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下、Autodesk)は、Autodesk Construction Cloud(R)(以下、ACC)※1の全社的な活用を目的とした「戦略的提携に関する覚書」(以下、MOU)を締結しました。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1726/110280/650_462_20250522113400682e8d18f399b.JPG
三建設備工業株式会社 代表取締役社長 松井 栄一(写真左)
オートデスク株式会社 代表取締役社長 / Autodesk, Inc. Japan Sales Vice President 中西 智行(写真右)
〈背景〉
日本経済は 2024 年 10~12 月期に実質 GDP 年率換算で 2.2% の成長を記録し、3 四半期連続のプラス成長を達成しました。
一方で、外部環境の不確実性や物価上昇、労働市場の課題などを背景に、2025 年の成長はやや鈍化すると予測されています。
建設業界においては、脱炭素社会の実現に向けた取り組みや人材不足への対応、ESG 評価の観点から建物のライフサイクル全体での環境負荷低減が求められており、メンテナンスを含む LCC(ライフサイクルコスト)の最適化がより一層重要視されています。
このような環境下において、三建設備工業では、業務プロセスの根本的な変革に取り組んでおり、とりわけ ACC を活用した共通データ環境(CDE)※2の導入に注力しています。政府による共通データ基盤の推進も追い風となり、業務の効率化・省力化に向けたデータの一元化が加速しています。
〈MOU 締結の意義〉
三建設備工業は、本 MOU 締結を機に、社内に点在する各種データや情報を ACC を基盤とする CDE に一元化し、システムの共通化と管理体制の統一を進めていきます。
これにより、社内 DX およびナレッジマネジメントを強化し、さらなる業務効率化と省力化を図ります。
また、Autodesk の支援のもと、CDE の高度化と運用体制の構築を進めることで、生産性向上や高い ESG 評価の獲得を目指し、企業価値のさらなる向上を見込んでいます。加えて、深刻化する人手不足への対応策として、協力会社を含むバリューチェーン全体のデジタル基盤整備に取り組み、効率的かつレジリエントな建設体制の構築を目指します。
〈MOU における主な取組み〉
1.ACC による DX・BIM 推進の加速
Autodesk Build ※3や ACC を活用し、設計と施工の連携を強化します。フロントローディングおよびコンカレントエンジニアリングを実現することで業務の効率化、プロジェクト対応の迅速化、品質向上を目指します。さらに、全社展開を通じて ACC を社内の共通基盤とすることで、バリューチェーン全体にわたる業務プロセスの効率化を推進します。
2.社内展開によるコスト削減と業務最適化
2026 年 3 月までの全社展開に向けたロードマップをもとに、アクションプランを策定します。
BIM データを含む各種データを ACC に集約し、部門横断的なデータ活用を通じて管理・労務コストの削減を実現します。
3.ナレッジマネジメント基盤の構築
ACC を活用した CDE 構築により、情報の一元化と可視化を実現します。部門間・プロジェクト間での知見共有を促進し、プロセスの標準化と属人化の防止、利用可能なナレッジの蓄積を通じて、業務の質とスピードの向上を図ります。
〈三建設備工業株式会社 代表取締役社長 松井 栄一〉
この度の Autodesk 様との MOU 締結は、「Autodesk Construction Cloud(ACC)」の全社活用を通じ、当社のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進と課題解決への大きな一歩となるものです。「空気と水の環境創造企業」として、建設業界が直面する労働力不足や高度化する社会ニーズに応える生産性の向上は急務となっています。これを新たなスタートラインとしてデータの有効活用を競争力に繋げることを実現し、建設業界全体の発展にも貢献できるものと期待しております。
〈オートデスク株式会社 代表取締役社長 / Autodesk, Inc. Japan Sales Vice President 中西智行〉
建設業界において CDE を活用したデータの一元管理の機運が高まる中で、三建設備工業様におかれましては DX 推進の起爆剤として Autodesk Construction Cloud をお選びいただき大変光栄に思います。今後はグローバルに蓄積したデータ利活用に関する知見を活かしながら ACC の全社展開をご支援すると共に、三建設備工業様と二人三脚で建設業が抱える諸問題の解決に取り組んでまいります。
三建設備工業株式会社 概要
1946 年設立。社員数 1,338 名(2025 年 4 月 1 日時点)
「空気と水の環境創造企業」をモットーに、快適性と省エネ性を両立させた建物づくりを通じ、持続可能な社会の実現に貢献する総合エンジニアリング企業です。主に空調・給排水衛生・電気・建築設備の設計・施工・メンテナンスを手がけております。
Autodesk, Inc. 概要
1982 年に設立した Autodesk は、米国サンフランシスコに本社を構え、現在世界約 40 カ国・地域で事業を展開している「デザインと創造」のプラットフォームカンパニーです。
サステナブルな建築物から次世代自動車、デジタルファクトリー、最先端技術を駆使した映画やゲームにいたるまで、ありとあらゆるものづくりのデザイン・設計・創造をテクノロジーの力でサポートしています。建設、製造、メディア & エンターテインメント業界における業務の効率化・自動化を促進する業界に特化したソリューションを搭載したインダストリークラウドを提供するほか、部門間のみならず業界全体の連携を実現し、業務プロセスを横断的にサポートする「デザインと創造のプラットフォーム」を展開し、より良い未来を築くべく、新たな可能性に挑戦するすべてのイノベーターを支援しています。詳細については、https://www.autodesk.com/jp
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※1 Autodesk Construction Cloud: Autodesk が提供する建設業向けプロジェクト管理のクラウドサービス。図面データのビューイング機能や業務管理機能などでデジタル化・見える化されたプロジェクト管理を実現します。多数のAPIsにより外部アプリケーションともシームレスに連携するデータプラットフォームとしての機能も併せ持ちます。
※2 CDE: Common Data Environment(共通データ環境)。建設プロジェクトにおいて情報を一元的に管理・共有するためのシステムを指します。CDE は、プロジェクトチーム内の全関係者が効率的に情報をアクセス、編集、交換できる環境を提供します。
※3 Autodesk Build: Autodesk が提供するすべての建設業者をサポートする包括的な現場およびプロジェクト管理ソフトウェア。使いやすく柔軟に設定できるツールを使って、プロジェクトをスケジュールどおり予算内で遂行できます。
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