仏グルノーブル -Media OutReach Newswire- 2025年5月26日 - 高度なイメージングソリューションを提供するTeledyne Technologies Incorporated(NYSE:TDY)は、宇宙環境での使用に適していることをデルタ審査の手法に従い確認し、放射線試験をクリアした1.3MPから67MPの解像度の3種類の産業用CMOSセンサーの提供開始を発表しました。この産業用イメージセンサーは、フランスのグルノーブル及びスペインのセビージャで設計、製造、試験を行い、グルノーブルの施設で宇宙用にアップスクリーニングしたものです。
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Teledyne e2vの製品マーケティングマネージャーのCéline Semécasは次のように説明しています。「新しい宇宙業界においてはシステム設計者がCOTSセンサーを利用し、アップスクリーニングなしで打ち上げることもありますが、これは後々、誤作動やエラーが起こるリスクとなります。Teledyne e2vの産業用イメージセンサーのアップスクリーニング版は宇宙環境を想定して試験を実施しており、ロット確認試験の証明書および放射線試験報告書付きのフライトモデルとして提供します。」
3種類のCMOSセンサーは、徹底的なスクリーニングを行い、シリアル番号を付与し、ロット確認試験を実施しています。ミッションの内容に基づき、U1(ESCC9020-like)またはU3(NASA Class 3、イメージセンサー向け)に従いスクリーニングを実施したフライトモデルとして提供されます。デバイスは専門の施設でサンプリングを行い、放射線特性についてはシングル・イベント・ラッチアップ(SEL)、シングル・イベント・エフェクト(SEE)、シングル・イベント・ファンクショナル・インタラプト(SEFI)などの誤作動やエラーの試験を実施しています。このイメージセンサーには、サブサンプリング、複数のROI(特定領域)、欠陥ピクセル補正、ハイダイナミックレンジ機能など、様々な機能が組み込まれています。
衛星用スタートラッカーやモニタリングカメラ向けのRuby 1.3M USVは、SWaP(サイズ、重量、消費電力)、コストなどの制約のある宇宙システム向けに最適化された、耐放射線性能を有する1.3MP(1280 x 1024)のグローバルシャッター方式のセンサーです。2.7mm x 12.7mmのCLCCパッケージに収められた5.3µmピクセルピッチのセンサーで、コスト効率に優れる1/1.8"レンズにフィットし、消費電力が非常に低く(200mW以下)、モノクロまたはカラーから選択可能です。
モニタリングカメラ向けのEmerald Gen2 12M USVは、2.8µmピッチ、12MP(4096 x 3072)のコンパクトなグローバルシャッター方式のイメージングセンサーで、モノクロまたはカラーから選択可能です。読み出しノイズ性能は3エレクトロン未満と非常に低く、優れた画質で、コントラストの大きいシーンで利用可能です。
Emerald 67M USVは、市場最小クラスのグローバルシャッターピクセルピッチ(2.5µm)の67MP(8192 x 8192)のイメージセンサーです。地球観測向けとして、8Kの高解像度で広範囲をカバーするほか、広い視野を捉えることができ、宇宙状況把握にも最適です。Emerald 67M USVは、低ノイズ(12ビット動作時に3e-未満)で暗い場所でも優れた画質を実現するとともに、10ビット動作時最大65 fpsでシャープなイメージを非常に高速に描き出します。このイメージセンサーはモノクロまたはカラーの動画に対応し、マルチスペクトルイメージングに利用可能です。
Teledyne e2vでは、CMOSセンサーを容易にシステムに統合し市場投入までの時間を短縮できる様々なツールを用意しています。例えば、評価キット、リファレンスデザイン、放射線試験結果の報告書、宇宙アプリケーションにおける検証結果の報告書などです。Céline Semécasは加えてこう述べました「グルノーブルのTeledyne e2vでは、専門のサポートチームによる素早い対応で設計構想からシステム投入まで宇宙工学者をサポートします。さらに、Teledyne e2vは、製品寿命の長い用途や製造中止マネージメントを要する場面での、長期的な供給実績が豊富です。」
アムステルダムのRAI Convention Centerで5月27日、28日に開催される欧州最大級の小型衛星関連イベント、SmallSat Europe 2025において、Teledyneのブース(737)では、新しいアップスクリーニング版のイメージセンサーEmerald Gen2 12M USVの性能特性に関するライブデモを実施します。
Teledyne Space Imagingについて
Teledyne Space Imagingは、関連会社などを通して革新的な宇宙用イメージング製品を提供しています。宇宙向けにアップスクリーニングされた今回の新しい産業用イメージセンサーはグルノーブルのTeledyne e2vが提供するものです。
Teledyne Space Imagingは、洗練されたデジタルイメージング製品やソフトウェア、計器、航空宇宙・防衛向け電子機器、目的に合わせて設計されたシステムを提供するTeledyne Technologiesの傘下企業です。Teledyneは主に米国、カナダ、英国、西/北ヨーロッパで事業を展開しています。
詳しくは、Teledyneのウェブサイトをご覧ください。( http://www.teledyne.com
、http://www.TeledyneSpaceImaging.com
)
このアップスクリーニング版(USV: Upscreened Variants)は、地球観測やリモートセンシングペイロード、スタートラッカー、モニタリングカメラ、宇宙服用カメラ、ローバー、月着陸機、宇宙状況把握といった新たな宇宙アプリケーション向けに設計されています。この新製品は、要件の厳しい科学・防衛関連のミッション向けにTeledyneが現在提供している製品に加わり、要件がやや緩やかな新たな宇宙市場向けの選択肢を提供します。
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Teledyne e2vの製品マーケティングマネージャーのCéline Semécasは次のように説明しています。「新しい宇宙業界においてはシステム設計者がCOTSセンサーを利用し、アップスクリーニングなしで打ち上げることもありますが、これは後々、誤作動やエラーが起こるリスクとなります。Teledyne e2vの産業用イメージセンサーのアップスクリーニング版は宇宙環境を想定して試験を実施しており、ロット確認試験の証明書および放射線試験報告書付きのフライトモデルとして提供します。」
3種類のCMOSセンサーは、徹底的なスクリーニングを行い、シリアル番号を付与し、ロット確認試験を実施しています。ミッションの内容に基づき、U1(ESCC9020-like)またはU3(NASA Class 3、イメージセンサー向け)に従いスクリーニングを実施したフライトモデルとして提供されます。デバイスは専門の施設でサンプリングを行い、放射線特性についてはシングル・イベント・ラッチアップ(SEL)、シングル・イベント・エフェクト(SEE)、シングル・イベント・ファンクショナル・インタラプト(SEFI)などの誤作動やエラーの試験を実施しています。このイメージセンサーには、サブサンプリング、複数のROI(特定領域)、欠陥ピクセル補正、ハイダイナミックレンジ機能など、様々な機能が組み込まれています。
衛星用スタートラッカーやモニタリングカメラ向けのRuby 1.3M USVは、SWaP(サイズ、重量、消費電力)、コストなどの制約のある宇宙システム向けに最適化された、耐放射線性能を有する1.3MP(1280 x 1024)のグローバルシャッター方式のセンサーです。2.7mm x 12.7mmのCLCCパッケージに収められた5.3µmピクセルピッチのセンサーで、コスト効率に優れる1/1.8"レンズにフィットし、消費電力が非常に低く(200mW以下)、モノクロまたはカラーから選択可能です。
モニタリングカメラ向けのEmerald Gen2 12M USVは、2.8µmピッチ、12MP(4096 x 3072)のコンパクトなグローバルシャッター方式のイメージングセンサーで、モノクロまたはカラーから選択可能です。読み出しノイズ性能は3エレクトロン未満と非常に低く、優れた画質で、コントラストの大きいシーンで利用可能です。
ROI機能を搭載し、Teledyne e2vが同様のパッケージで提供する8.9MP ROIイメージセンサーによって、カメラのさらなる小型化を実現できます。また、LVDSとMIPIの出力規格に対応しており、簡単に統合することができます。
Emerald 67M USVは、市場最小クラスのグローバルシャッターピクセルピッチ(2.5µm)の67MP(8192 x 8192)のイメージセンサーです。地球観測向けとして、8Kの高解像度で広範囲をカバーするほか、広い視野を捉えることができ、宇宙状況把握にも最適です。Emerald 67M USVは、低ノイズ(12ビット動作時に3e-未満)で暗い場所でも優れた画質を実現するとともに、10ビット動作時最大65 fpsでシャープなイメージを非常に高速に描き出します。このイメージセンサーはモノクロまたはカラーの動画に対応し、マルチスペクトルイメージングに利用可能です。
Teledyne e2vでは、CMOSセンサーを容易にシステムに統合し市場投入までの時間を短縮できる様々なツールを用意しています。例えば、評価キット、リファレンスデザイン、放射線試験結果の報告書、宇宙アプリケーションにおける検証結果の報告書などです。Céline Semécasは加えてこう述べました「グルノーブルのTeledyne e2vでは、専門のサポートチームによる素早い対応で設計構想からシステム投入まで宇宙工学者をサポートします。さらに、Teledyne e2vは、製品寿命の長い用途や製造中止マネージメントを要する場面での、長期的な供給実績が豊富です。」
アムステルダムのRAI Convention Centerで5月27日、28日に開催される欧州最大級の小型衛星関連イベント、SmallSat Europe 2025において、Teledyneのブース(737)では、新しいアップスクリーニング版のイメージセンサーEmerald Gen2 12M USVの性能特性に関するライブデモを実施します。
Teledyne Space Imagingについて
Teledyne Space Imagingは、関連会社などを通して革新的な宇宙用イメージング製品を提供しています。宇宙向けにアップスクリーニングされた今回の新しい産業用イメージセンサーはグルノーブルのTeledyne e2vが提供するものです。
この施設は、最も要件の厳しい宇宙用途向けの高性能、高信頼性半導体の製造拠点として知られています。
Teledyne Space Imagingは、洗練されたデジタルイメージング製品やソフトウェア、計器、航空宇宙・防衛向け電子機器、目的に合わせて設計されたシステムを提供するTeledyne Technologiesの傘下企業です。Teledyneは主に米国、カナダ、英国、西/北ヨーロッパで事業を展開しています。
詳しくは、Teledyneのウェブサイトをご覧ください。( http://www.teledyne.com
、http://www.TeledyneSpaceImaging.com
)
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