毎年6 月20 日は 「世界難民の日」(World Refugee Day)。
難民の保護と援助に対する世界的な関心を高めるため、2000 年に制定されました。
難民問題は世界の喫緊の課題となっており、ウクライナをめぐる情勢も続く中、残念ながら年々その数は増えています。そして日本にも、これまで1 万人以上の難民が逃れてきていますが、その事実はいまだ十分に知られていません。

JICA 中国では、誰もが興味を持つ「食」を通じ、難民問題を身近にとらえる機会として「難民となった方々の故郷の味フェア」を開催します。
「世界難民の日」を挟んだ2 週間をフェア期間とし、ひろしま国際プラザ内レストラン「ラコルト」のエスニックバイキングメニューのうち毎日1~数品を、難民を多く輩出している国(過去に輩出していた国を含む)の料理を日替わりで提供します。また、ミニ展示や図書室での関連本特集も行っております。
知って、学んで、私たちに何ができるかを考える機会となれば幸いです。

子どもから大人まで、難民問題を考えるきっかけとなる本フェアを、ぜひご取材ください。

■期間:2025 年6 月17 日(火曜日)~6 月30 日(月曜日)
■会場:ひろしま国際プラザ(東広島市鏡山3-3-1)
■時間:レストラン 11:30~14:00(ラストオーダー13:30/ランチ営業のみ)
    図書室 平日10:30~12:30、13:30~19:00/土・祝 10:30~19:00
■ランチ料金: 大人(中学生以上) 900 円、小学生 800 円、3 歳~未就学児 350 円(3 歳未満無料)

・フェア期間中、難民となった方々の故郷の伝統料理を日替わりで提供します。
・レストラン前では難民に関するミニ展示を行います。料理と合わせて、難民問題を分かりやすく知ることができます。
・図書室では難民関連の本の特集も。
・レストラン内に募金箱を設置、趣旨にご賛同下さる利用者のお気持ちを、日本国内の難民サポートを行うNPO へ寄付します。


【難民の母国の味から難民問題を考える"Meal for Refugee (M4R)" について】
母国を追われ、日本にたどり着いた難民のサポートを行う認定NPO 法人「難民支援協会(JAR)」が出版した、日本で暮らす難民と共に作ったレシピ本「海を渡った故郷の味Flavours Without Borders」から始まった取り組み。
両親がビルマ出身で日本生まれの難民2 世である学生の発案に日本の学生が加わり、難民に対する誤解を解き、楽しみながら理解してもらう活動として、各地の大学の学生食堂で展開、現在では、企業の食堂でも展開。
本フェアでも”M4R“にのっとったメニューを中心に提供しています。


本件に関するお問合わせ先
JICA 中国 市民参加協力課 新川:jicacice@jica.go.jp

関連リンク
JICA中国
https://www.jica.go.jp/domestic/chugoku/index.html
レストラン「ラコルト」
https://www.jica.go.jp/domestic/chugoku/office/restaurant/index.html
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