帝京平成大学薬学部の濃沼政美教授は、5月24日に台湾の台中病院(衛生福利部)で開催された「2025 HBSC Annual Conference on Resilient Development and Strategic Transformation of the Healthcare Industry(2025 HBSC年次会議・国際シンポジウム)」において、HBSC(ヘルスケアバランススコアカード)に関する国内外の論文をテキストマイニングによって比較研究した結果を発表。それにより、優秀賞を受賞した。



 HBSCとは、医療機関の戦略目標と業績指標を結びつける管理手法。組織のビジョン達成と持続的改善を支援するフレームワークとして広く活用されている。

 2025 HBSC年次会議・国際シンポジウムでは、医療産業のレジリエントな発展と戦略的変革をテーマに、国内外の専門家が集い、バランススコアカードBSCを活用した戦略マネジメントの実践と将来像について議論がなされた。

 濃沼政美教授は、「Strategic Management in Healthcare: The International Positioning of the Balanced Scorecard(BSC)in Japan」をテーマに研究を行い、HBSCに関する国内外の論文をテキストマイニングにより比較。その結果、日本の文献では実践に重点が置かれ、国際文献では制度評価が重視される傾向が明らかとなった。
これらの知見から、日本におけるHBSCの今後の展開には、制度設計や政策評価といった上位レベルの視点を取り入れることが、戦略的マネジメントをより体系的かつ持続可能なものとするうえで有効であることが示唆された。
 この研究結果を、濃沼教授は2025 HBSC年次会議・国際シンポジウムにおいて発表。優秀賞を受賞した。

(参考)研究者紹介
 https://pharm.thu.ac.jp/research/researcher/koinuma.html
 


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【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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