日本の半導体企業が開発リードタイム短縮、トレーサビリティ強化、品質向上推進を目指し、シーメンスのライフサイクル管理ソリューションを採用

Teamcenterが全社的コラボレーションの実現や、開発プロセスにトレーサビリティやデータの再利用を組み込みターンアラウンド・タイムの加速をサポート

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア (以下シーメンス) は本日、Rapidus株式会社(以下Rapidus)にTeamcenter® 半導体ライフサイクル管理 (SLCM) ソフトウェア が採用されたことを発表しました。
シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア:https://www.sw.siemens.com/ja-JP/

シーメンスのTeamcenter SLCMとデータ主導の開発手法は、設計、開発、生産準備、試験及び品質管理までをシームレスにつなぎ、品質改善や事業生産性など、Rapidusが最先端ロジックデバイスの試作・量産ラインを最速で立ち上げ、世界市場への安定供給の実現に貢献します。


Teamcenter SLCMとその半導体業界向け標準データモデルは、オペレーションとデータをシームレスにつなぎ、すべてのステークホルダーが必要な情報に素早くにアクセスでき、あらゆる部門を通じてタスクの進捗状況やスケジュールが可視化できる環境の構築を支援します。

Teamcenter SLCMは最小限のカスタマイズでそのまま利用できるため、導入期間を短縮してすぐに活用できるだけでなく、急速に進化するAI技術の段階的な導入を促進し、バージョンアップに伴うコストを最小限に抑えながら新たな機能を迅速に導入することも容易になります。さらに品質管理のために、プロセスデザインキット (PDK) 、工程表 (BOP) と品質管理を、標準機能を利用してPLM内で一元的に管理することも可能になります。プロセス間を通じてデータを連携させることで、品質を最大限に高め、歩留まりを向上させ、知識の蓄積と再利用を容易にしつつ、オペレーションの生産性強化も実現します。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのジャパン バイスプレジデント兼カントリーマネージャーである堀田邦彦は次のように述べています。「Rapidusは日本の半導体産業復活のシンボルであると同時に、革新的な技術を追求し、半導体エコシステムの構築を目指す日本を象徴する存在でもあります。データ主導の開発手法を可能にすることで最先端の2nm半導体の量産を実現するというRapidusの目標を支援できることを光栄に思います。」

Teamcenterの半導体ライフサイクル管理の詳細および、ライフサイクル全段階を効果的に管理するエンド・ツー・エンドの統合ソリューションによる、あらゆる規模の企業が直面する半導体業界特有の複雑な課題克服の支援方法に関しては、こちら(https://www.sw.siemens.com/ja-JP/digital-thread/integrated-lifecycle-management/semiconductor/
)をご覧ください。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは、Siemens Xceleratorビジネス・プラットフォームのソフトウェア、ハードウェア、サービスを最大限に活用し、あらゆる規模の組織がデジタル・トランスフォーメーションを実現する支援をします。シーメンスのソフトウェアと総合的なデジタルツインにより、企業は設計、エンジニアリング、および製造プロセスを最適化し、現在のアイデアを将来の持続可能な製品に転換できるようなります。シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは、チップからシステム全体、そして製品からプロセスに至るまで、あらゆる産業において変革を加速させます。Siemens Digital Industries Software – Accelerating transformation
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