ドイツ シュトゥテンゼ -Media OutReach Newswire- 2025年7月30日 - アヴネットのグループ会社で、組み込みコンピューターボードの製造を専門とするTria Technologies GmbHは、組み込み半導体ソリューションプロバイダーのルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区、代表執行役社長兼CEO:柴田 英利)のプロセッサーに基づく新たなSMARCモジュールを投入します。
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Tria TechnologiesはSMARC(Smart Mobility ARChitecture)モジュールの主力ベンダーとして、市場最大のポートフォリオを展開しています。
この新たなモジュールは、1.8GHzで動作する最大4コアのArm® Cortex®-A55のほか、専用Arm Cortex-M33リアルタイムコア、Arm Ethos™-U55 NPU(ニューラルプロセッサーユニット)を搭載するルネサスの新しいRZ/G3Eマイクロプロセッサー( https://www.renesas.com/rzg3e
)に基づいています。特に、高性能で強力なグラフィックス、ビデオ、AI機能、豊富なI/O機能群を搭載する小型コンピュータープラットフォームが必要なアプリケーションに適しています。このマイクロプロセッサーはGPU(グラフィックスプロセッシングユニット)のArm Mali™-G52と4K対応VPU(ビデオプロセッシングユニット)、さらに豊富なセキュリティー機能を搭載しています。RZ/G3Eは、面積に制約のある組み込みデバイスやIoTデバイスで機械学習(ML)推論を高速に実行することに特化して設計された新たなクラスのMLプロセッサーであるNPUを活用してAIワークロードを実行することができます。その他の機能として、インラインECCを備えた最大8GBのLPDDR4、最大256GBのeMMCフラッシュのほか、オプションでLVDS、MIPI-DSI、HDMIインターフェースも提供されます。さらに、TRIA SM2S-G3E SMARCモジュールは、PCIe Gen. 3 x2/x1、USB 3.2 Gen. 2 x1、Dual Gigabit Ethernetなどの高速インターフェースも搭載しています。
Tria Technologiesのボード・システム事業ライン管理担当シニアディレクターのDaniel Denzlerは次のように述べています。「この新しい長寿命のSM2S-G3E SMARCモジュールは、世界中のシステム/アプリケーションアーキテクトやデザインエンジニアに歓迎されるでしょう。」
Tria Technologiesのプレジデント、Thomas Staudingerは次のように付け加えています。「急速に発展する組み込み市場で活動するスペシャリストにとって、業界でしっかりとした足場を築くことは非常に重要であり、それは、最先端ソリューションを提供することで継続的に限界に挑戦することを意味します。ルネサスとの協力により、新たなTria SM2S-G3E SMARCモジュールを投入することで、まさにこれを実現することができます。当社はルネサスのアーリーアダプターであり、あらゆる場所で最短での市場投入を可能にし、新たなカスタム設計に関連する危険因子を抑制することができます。」
ルネサスの組み込みプロセシング担当バイスプレジデントのDaryl Khoo氏は次のように述べています。
SMARCは小型フォームファクタの組み込み設計として最も将来性のあるベストな標準規格のひとつであり、今回の最新の組み込みモジュールの発表は、TriaのSMARCポートフォリオを強化するものです。
詳しくはこちらをご覧ください。https://www.tria-technologies.com/product/tria-sm2s-g3e/
Triaについて
Triaはアヴネットのグループ会社で、組み込みコンピューターボードやシステム、関連する設計・製造サービスを提供しています。市場屈指の組み込みコンピューターおよび高度なアプリケーションソリューションを提供し、社内の設計・製造拠点を欧州に有し、北米およびアジアでも設計・製造機能を展開しています。既製品のコンピューターモジュールやコンピューターから、カスタム製造のシステムまで、大規模な多国籍OEM製品の市場投入のお手伝いをしています。
*記載されている商標およびブランド名は、各社の登録商標または商標です。